屋根をリフォームする際のタイミングとは?費用をお得にする方法も紹介

屋根をリフォームする際のタイミングとは?費用をお得にする方法も紹介

屋根は紫外線や雨水から住宅を守る重要な役割を担っています。

経年や災害などにより損傷すると、屋根自体の劣化が進むだけでなく住宅そのものに悪影響が出てくるためリフォームのタイミングを逃さないことが大切です。

本記事では、屋根をリフォームするタイミングや内容別の費用相場を解説します。

「劣化が気になるけれどリフォームしたほうがよい?」
「屋根のリフォームをしたいけれど費用が不安…」

お得に屋根をリフォームする方法も紹介するため、上記のような疑問や不安をお持ちの方はぜひ参考にしてください。

屋根をリフォームするタイミング

屋根に下記のような状態が見られるときは、リフォームを検討しましょう。

・色褪せや汚れが気になるとき
・破損や雨漏りが生じているとき

外壁に同様の症状が見られた場合には、屋根も劣化が進んでいるケースが多いです。

それぞれ順に解説します。

色褪せや汚れが気になるとき

屋根の色褪せ・塗膜のひび割れ・苔などによる汚れが目立ってきたときは、劣化が進んでいる合図です。

点検の結果屋根材や屋根を構成する部材自体の傷みが少ない場合は、塗料の塗り替えで対応できます。

屋根の色褪せや汚れは美観を損ねるだけでなく、放置するとさらに劣化が進行します。

定期的に屋根を確認し、色褪せや汚れの状態を確認するのがおすすめです。

破損や雨漏りが生じているとき

屋根が破損していたり雨漏りが生じていたりするときは早急なリフォームが必要です。

屋根材・コーキング(目地や接着部分)・棟板金(屋根の頂点にある金属板)など部分的な劣化や破損は、部分補修や部材交換で対応できます。

屋根全体の劣化や破損は、屋根材を新しくするなど作業が大がかりになるケースが多いです。

【種類別】屋根をリフォームする際の費用相場

屋根をリフォームする際の費用相場を種類別に紹介します。

屋根全体のリフォームは大きく分けて以下の3種類です。

・塗り替え
・重ね葺き(カバー工法)
・葺き替え

順に見ていきましょう。

塗り替え

屋根の塗り替えの費用相場は、約30坪ほどの住宅で約60〜80万円です。

使用する塗料によっても単価が変わり、リフォーム費用に差が出ます。

塗料の種類別の単価は以下のとおりです。

・シリコン塗料:平米単価2,300~3,500円
・フッ素塗料:平米単価3,500~4,800円
・無機塗料の単価:平米単価3,500~5,500円

耐用年数は下記のとおりです。

・シリコン塗料7〜15年
・フッ素塗料12〜20年
・無機塗料18〜20年

ただし屋根の場合は、それぞれ2~6年ほど短い傾向があります。

塗料は耐用年数が長いほど単価が上がるため、費用と塗り替え周期のバランスを考えて選びましょう。

屋根の重ね葺き(カバー工法)

屋根の重ね葺き(カバー工法)は80~120万円程度が相場です。

重ね葺きとは、今の屋根を残したまま上から新しい屋根材を被せるリフォーム方法です。

見た目は新しくなりますが、解体費や廃材処分費がかからないためリフォーム費用を抑えやすい特長があります。

また屋根材が二重になることで、断熱性・遮音性が高まるのもメリットです。

葺き替え

屋根の葺き替えの費用相場は60~200万円程度です。

葺き替えは、既存の屋根を撤去して新しい屋根材を取り付けます。

屋根材の下にある防水シートも交換するため大がかりなリフォームになりますが、長くよい状態を保てるのがメリットです。

屋根材の劣化が激しい場合や雨漏りが生じているときは、重ね葺きで対処できないこともあります。

屋根の劣化が激しいときは、葺き替えを検討しましょう。

屋根のリフォームで使用される屋根材の耐用年数と単価の相場

屋根のリフォームで重ね葺きや葺き替えで使用する主な屋根材は以下のとおりです。

・スレート
・ガルバリウム鋼板
・日本瓦

それぞれの屋根材の耐用年数と単価の相場を紹介します。

スレート

スレートの耐用年数は、15~30年程度です。

スレートとは、セメントなどを材料としている板状の屋根材のことです。

平米単価は4,000~8,000円を目安にしてください。

比較的安価でカラーが豊富なことから、人気があります。

瓦よりも軽量で耐震性が高いメリットがありますが、割れたり欠けたりしやすい点に注意が必要です。

ガルバリウム鋼板

ガルバリウム鋼板の耐用年数は20~50年程度です。

アルミニウムや亜鉛によってメッキ加工された金属素材で、アルミ亜鉛合金メッキ鋼板とも呼ばれています。

平米単価は6,000~10,000円です。

金属素材としてはさびにくく防水性が高いです。

ただし傷が付きやすく、雨水の音が響きやすいというデメリットがあります。

日本瓦

日本瓦は耐用年数が長く50~100年以上もつといわれています。

その分平米単価が高く、8,000~15,000円が相場です。

日本瓦は粘土を焼いて作る瓦素材で断熱性と防音性が高く、結露しにくい特長があります。

デザイン性にも優れていますが、重い素材のため耐震性が低下するのがデメリットです。

【部分別】屋根のリフォーム費用

部分的に屋根をリフォームする際の費用を紹介します。

リフォームされることが多い屋根の部分は以下の4つです。

・漆喰
・棟板金(むねばんきん)
・雨樋(あまどい)
・コーキング

順に紹介します。

漆喰

漆喰補修の費用目安は30~80万円程度です。

漆喰補修とは、瓦屋根の接着や目地に使われている漆喰の補修工事を指します。

漆喰の剥がれ・ひび割れ・欠けなどを放置していると、雨水が浸入したり瓦が接着されずに落ちたりする危険性があるため早めの対処が必要です。

棟板金(むねばんきん)

棟板金の交換にかかる費用は30~80万円です。

棟板金は屋根の頂点で屋根材を固定していますが、劣化により浮き上がったり外れたりします。

適切に設置されていないと雨漏りが生じたり屋根材を固定できなくなったりするため、新しいものに交換しなければいけません。

雨樋(あまどい)

雨樋の工事には、3~10万円ほどかかります。

雨樋は屋根の軒先部分に設置されていて、屋根上の雨水を集めて正しい経路で排水させるものです。

雨樋が破損すると雨水が正常に流れず、外壁を汚したり屋根に溜まった水が原因で雨漏りしたりする場合があります。

コーキング

屋根のコーキング補修にかかる費用の目安は5~30万円程度です。

コーキング補修は、打ち替えと打ち増しの2種類あります。

打ち替えは既存のコーキングを撤去したあとに新しいものを補給する方法です。

打ち増しは既存のコーキングの上から補填します。

撤去作業が増えるため、打ち替えのほうが高額になりやすいです。

屋根リフォームをお得に実施する方法

屋根のリフォームをお得に実施したい方は、以下2つの方法を検討しましょう。

・外壁と屋根を同時に塗装する
・補助金や助成金を活用する

詳しく解説します。

外壁リフォームと同時に行う

屋根の劣化が軽微であり塗装でリフォーム可能と判断された場合は、外壁も一緒に塗装すると長期的に見たときに費用を節約できる可能性があります。

約30坪ほどの住宅の屋根塗装費用は60〜80万円であり、外壁のみ塗装すると70~110万円かかります。

同時にリフォームすると110~160万円程度で塗り替えが可能です。

屋根と外壁はどちらも足場をかけて塗装するため、同時に行うことで足場代を節約できます。

リフォーム1回分で考えると屋根単体を塗装するほうが安く済みますが、外壁も同時に実施することでトータルのメンテナンス費用を節約できます。

補助金や助成金を活用する

下記の屋根のリフォームは補助金や助成金の対象となるケースがあります。

・省エネルギー効果を高めるリフォーム
・耐震性を向上させるリフォーム

省エネルギーを向上させるリフォームとは屋根に断熱材を入れたり遮熱性や断熱性を高める塗料で塗り替えたりするものです。

耐震性を向上させるリフォームとは、軽量の屋根への変更などです。

住宅や建物の省エネルギーや耐震性は国が推進している事業でもあり、自治体が補助金や助成金制度を設けていることもあります。

お住いの自治体のホームページなどで確認してください。

屋根のリフォーム業者の選び方

屋根のリフォーム業者を選ぶときのポイントは以下の3点です。

・屋根のリフォームの実績が豊富であること
・口コミなどの評価が高いこと
・見積書が詳細に記載されていること

屋根のリフォームは、屋根材の種類や状況によって最適な方法が異なります。

実績が豊富な業者なら、屋根に合った方法で納得のいく施工が可能です。

また実際にその業者に依頼した方の口コミ評価は信頼できます。

Googleの口コミなどで確認しておきましょう。

見積書に塗料の数量や足場代などが詳細に記載されていることも大切です。

「一式」など曖昧な書き方をする業者は避けるのがおすすめです。

屋根を適切にリフォームして安全で快適に暮らそう

屋根のリフォームは部分的なものから全面的な修繕まで幅広いです。

リフォームの範囲や内容はもちろん、使用する塗料や屋根材の種類によっても費用が異なります。

価格重視でリフォーム内容を決めてしまうと短期間で再施工が必要になるため、注意しましょう。

お得に屋根をリフォームするためには、外壁と同時に塗装したり補助金を活用したりするのがおすすめです。

実績が豊富な業者ならさまざまな種類のリフォームに対応できます。

信頼できる業者に屋根のリフォームを依頼して、安全で快適な暮らしを守りましょう。

監修者プロフィール
間中明世

マナカリフォーム株式会社
代表取締役 間中明世

保有資格:

足場作業主任者・石綿作業主任者・石綿含有建材調査者・アステックペイント技術研修会 修了

業界歴・経歴:

塗装工事に従事し13年以上。1,000棟以上の塗装工事に携わり独立後は千葉市/四街道市で674棟以上の塗装工事を実施

出身地:

千葉県千葉市稲毛区

私は8年間、下請けの現場作業員として勤務していました。
仕事自体は好きでしたが、元請けの仕事のやり方で何度か嫌な思いをした経験があります。例えば本来正面の1面だけでよい足場を、4面にかけて不要な費用を発生させるなどです。その他にもお客様への向き合い方で大小さまざま、疑問に感じることがありました。ただ元請け先との関係から何も言い出せない、そんな現状に悩み続ける毎日を過ごしておりました。
「もっと誠実にお客様と向き合いたい」「工事で失敗する方を減らしたい」
という想いが日に日に強くなり、マナカリフォーム株式会社を立ち上げるに至りました。
創業時の想いと「常に誠実・正直」を信念に、お客様を裏切らない仕事をお約束します。

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