屋根修理の費用相場とは?費用を抑えるコツと修理が必要な劣化を解説

屋根修理の費用相場とは?費用を抑えるコツと修理が必要な劣化を解説

屋根修理の費用や必要性について知ることは、住宅を守るうえで非常に重要です。

とくに屋根修理に関しては普段目で見て判断ができないため、正しい知識が欠かせません。

この記事では、修理費用の相場や屋根材ごとの特徴や劣化のサイン・業者選びの注意点を詳しく解説します。

屋根修理に使用される主な屋根材の費用と対応年数も紹介しているので、参考にしてください。

屋根修理の費用相場

屋根修理の費用は、工事内容や使用する材料・建物の大きさ・足場の有無などによって大きく変わります。

そのため、修理費用には大きな幅が生じることがあります。

一般的な屋根の補修方法と費用相場は以下のとおりです。

・カバー工法:60〜150万円程度
・葺き替え:70〜240万円程度

屋根の劣化が進むほど、修理費用は高額になる傾向があります。

具体的な費用や工事内容を事前に確認することで、より精度の高い予算計画を立てられます。

納得のいく修理をするために、信頼できる業者に見積もりを依頼しましょう。

屋根修理に使用される主な屋根材の費用と耐用年数

屋根修理に使用される主な屋根材の種類は、以下の4つです。


・スレート
・ガルバリウム鋼板
・セメント
・日本瓦


それぞれの屋根材の費用や耐用年数を紹介します。

スレート

スレートは、セメントに繊維素材を混ぜて薄く仕上げた屋根材のことです。

耐用年数は20〜30年程度で、部分的な差し替えや交換の費用相場は一箇所あたり5,000~50,000円程度です。

カバー工法や葺き替えを行う場合は、交換する屋根材の価格によって大きく異なります。

カバー工法の場合55〜150万円程度、葺き替えの場合70~180万円程度を目安にすると良いでしょう。

ガルバリウム鋼板

ガルバリウム鋼板は金属屋根の中でもサビに強く、軽量で耐久性が高いことから住宅密集地でよく使われています。

特に台風や雪害の多い地域では、優れた耐候性が評価されています。

ガルバリウムの耐用年数は20〜40年程度です。

一般的な大きさの住宅(30坪)でカバー工法を用いる場合の費用は、おおよそ80~150万円、ガルバリウム鋼板への葺き替えは、おおよそ120~200万円です。

遮音性や断熱性を高めた製品もラインナップされており、目的に応じて選択できます。

セメント

セメント屋根は加工のしやすさが特徴で、コストを抑えたい場合に適しています。

ただし、衝撃に弱く割れやすい点に注意が必要です。

耐用年数は25〜40年程度です。

セメント瓦の場合には、カバー工法は行えません。

葺き替え工事の場合、100〜350万円程度かかります。

日本瓦

日本瓦は伝統的な粘土製屋根材で、強度と耐久性に優れています。

日本瓦の耐用年数は50〜100年と長く、メンテナンス性にも優れているのが特長です。

劣化した瓦の差し替えで済む場合の費用相場は、3〜5万円程度です。

瓦屋根全体の葺き替えが必要な場合、屋根の広さにもよりますが80~450万程度が必要になります。

屋根修理の費用を抑えるコツ

屋根修理の費用を抑えるコツは以下のとおりです。

・劣化が少ないうちに修理を依頼する
・地元の業者を選ぶ
・オフシーズンに依頼する

それぞれ詳しく解説します。

劣化が少ないうちに修理を依頼する

屋根の劣化を早期に発見し修理することで、大規模な工事を回避できます。

小さなひび割れなどは比較的安価で修理できますが、放置すると大きな修理が必要になるため費用が大幅に増加しかねません。

定期的に屋根の状態を確認し、気になる点があれば早めに業者に相談しましょう。

地元の業者を選ぶ

地域密着型の業者であれば、資材の運搬費や人件費をカットできます。

広告費も最低限にしており、コスト削減に努めていることが多いです。

また地域での施工実績が豊富のため、気候や立地に適した施工が期待できます。

地域の特徴を知らない業者に依頼すると、施工したばかりなのにまたすぐにやり直しといったことが起こりかねません。

無駄な出費を防ぐためにも、地域を知り尽くした地域密着型の業者を選ぶことをおすすめします。

さらに台風や地震など突然の被害にも、地元の業者であれば迅速に対応してくれる可能性が高いです。

オフシーズンに依頼する

屋根修理の依頼が集中する繁忙期を避けることで、費用を抑えられる場合があります。

春や秋は気候が良いので需要が高く、費用も高くなりがちです。

逆に、冬や梅雨の時期はオフシーズンであり、キャンペーンや割り引きを実施している業者もあります。

急ぎの修理以外であれば、できれば事前に計画を立てオフシーズンに依頼するのがおすすめです。

屋根修理を検討すべき劣化のサイン

屋根の劣化を早期に発見することは、住宅全体の寿命を延ばすことにつながります。

以下のようなサインが見られる場合は、屋根修理を検討しましょう。

・雨漏りや天井のシミが見られる
・瓦がずれている
・苔、藻、カビ、サビが発生している
・屋根材のひび割れや欠けが見られる

それぞれ詳しく解説します。

雨漏りや天井のシミが見られる

雨漏りや天井のシミは、屋根の防水機能が低下していることを示す明らかな兆候です。

天井に茶色いシミが広がっている場合は、防水シートや屋根材のズレや破損が疑われます。

劣化を放置すると、下地の腐食など住宅全体の劣化につながり、修理範囲が広がる可能性があるので要注意です。

できるだけ早く、業者に点検を依頼しましょう。

瓦がずれている

瓦のズレや破損は、雨水浸入の原因となり屋根の下地を腐食させるリスクがあります。

特に台風や強風・大雪の後は、瓦がズレたり破損したりしやすいため必ず点検を行いましょう。

目視で瓦の隙間を見つけるのは難しいですが、瓦の落下が確認できた場合などは早急に業者に連絡し補修を依頼しましょう。

苔・藻・カビ・サビが発生している

屋根材に苔やカビ、サビが見られる場合は、屋根材の表面が劣化し保護機能が弱まっている可能性が高いです。

進行すると屋根の強度が低下し雨漏りの原因となるため、早めのメンテナンスや防水処理が欠かせません。

屋根材に苔や藻・カビやサビを発見したら、修理を検討する時期です。

屋根材のひび割れや欠けが見られる

屋根材のひび割れや欠けは、雨水の浸入を招き屋根の下地を腐食させる原因になります。

ひび割れや欠けを放置していると、徐々に被害が拡大し屋根全体の交換が必要になることもあります。

目立った損傷が見当たらなくても、定期的な点検と早めの対処が大切です。

屋根修理業者選びの注意点

信頼できる業者を選ぶことは、適切な屋根修理を実現するために最も重要なポイントです。

次のポイントを抑えて、慎重に選びましょう。

・施工実績が豊富な業者を選ぶ
・見積もり内容が明確な業者を選ぶ
・契約を急かす業者を避ける

施工実績が豊富な業者であれば、適切な屋根修理を行ってくれる可能性が高いです。

また、見積もり内容が曖昧ではなく、資材の量や施工内容が具体的に書かれた見積書を提示してくれる業者であれば安心できます。

その場で契約を急かしてくる場合、悪徳業者の可能性があるため注意が必要です。

業者選びは屋根修理の成功を左右する重要な要素です。

慎重に検討して、長いお付き合いができる業者を見つけましょう。

屋根修理の費用を抑えるため定期的にメンテナンスしよう

屋根の定期的なメンテナンスは、大規模修理を未然に防ぎ修理費用を抑えるための最善策です。

小さなひび割れや劣化を早期に発見し、簡単な補修で問題を解決できます。

台風や大雪の後には、屋根の点検を行うことも大切です。

こうした予防策により、修理費用の負担を軽減し屋根の寿命を延ばすことが可能です。

監修者プロフィール
間中明世

マナカリフォーム株式会社
代表取締役 間中明世

保有資格:

足場作業主任者・石綿作業主任者・石綿含有建材調査者・アステックペイント技術研修会 修了

業界歴・経歴:

塗装工事に従事し13年以上。1,000棟以上の塗装工事に携わり独立後は千葉市/四街道市で674棟以上の塗装工事を実施

出身地:

千葉県千葉市稲毛区

私は8年間、下請けの現場作業員として勤務していました。
仕事自体は好きでしたが、元請けの仕事のやり方で何度か嫌な思いをした経験があります。例えば本来正面の1面だけでよい足場を、4面にかけて不要な費用を発生させるなどです。その他にもお客様への向き合い方で大小さまざま、疑問に感じることがありました。ただ元請け先との関係から何も言い出せない、そんな現状に悩み続ける毎日を過ごしておりました。
「もっと誠実にお客様と向き合いたい」「工事で失敗する方を減らしたい」
という想いが日に日に強くなり、マナカリフォーム株式会社を立ち上げるに至りました。
創業時の想いと「常に誠実・正直」を信念に、お客様を裏切らない仕事をお約束します。

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