耐候性の高い塗料とは?塗料の種類ごとに解説します!

一般的に、塗料の耐候性が高いと長く外壁の見た目を綺麗に保てるといわれています。
ではその耐候性とは一体何でしょうか。
今回は、耐候性について解説したのち、耐候性の高い塗料を種類ごとに紹介します。
ぜひ最後までご覧ください。

塗料の耐候性とは?

外壁の塗装が劣化すると、色褪せやチョーキングといった現象が生じます。
劣化が進むと見栄えだけでなく建物の内部構造にまで影響することも。

そこで、外壁の塗装を持続させるために、塗料の耐候性について考える必要があります。
そもそも外壁の劣化は、紫外線や雨、大気汚染物質が原因となって進みます。
塗料の耐候性とは、そんな劣化原因の多い屋外条件下で暴露した場合の耐久性のことです。
建築用の塗料は、以上のような屋外条件下に対する強さを示した耐候性を、塗料の耐久性の指標としています。

高い耐候性を持つ塗料をご紹介!

1つ目は、フッ素塗料です。
フライパンなどに使われるテフロンで使用されている塗料です。
こちらは高い耐候性を持ち、塗装工事が大がかりなものとなる場合に採用されることも多いです。

2つ目は、シリコン塗料です。
こちらは、最もスタンダードな塗料で、塗料の性能と価格のバランスが取れた人気な塗料といえます。
速乾性を持ち、ほこりが付きにくく作業性が高いのもその特徴です。

3つ目は、ウレタン塗料です。
こちらは以前は多くのシェアを占めていましたが、現在はシリコンが主流となっています。
外壁や屋根に使われることは少なくなってきていますが、樋などの付帯部には現在でも多く採用されています。

4つ目は、アクリル塗料です。
こちらは上記3種類と比較すると耐候性は弱く、直射日光の当たらない軒裏や内装などに使われます。

5つ目は、耐候性塗料です。
こちらは耐候性に優れている、ウレタン樹脂塗料より耐候性グレードの高い上塗り塗料のことです。
耐候性塗料には、2液形ポリウレタンエナメルや、アクリルシリコン樹脂エナメル、常温乾燥形フッ素樹脂エナメルの3つがあります。

まとめ

今回は、耐候性の解説と、種類ごとに耐候性の高い塗料の紹介を行いました。
耐候性とは、屋外条件下で暴露した場合の耐久性のことです。
さらに耐久性の高い塗料には、以下のようなものが挙げられます。
1.フッ素塗料、2.シリコン塗料、3.ウレタン塗料、4.アクリル塗料、5.耐候性塗料

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