外壁塗装で下塗りがかかせない理由とは?下塗り塗料の役割と種類について解説!
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外壁塗装で下塗りがかかせない理由とは?下塗り塗料の役割と種類について解説!
外壁塗装で下塗りがほんとに必要なのか、疑問に思っている方もいるのではないでしょうか?
実は下塗り塗料には、発色をよくさせる以外にも多くのメリットがあります。
この記事では、外壁塗装における下塗り塗料の役割と下塗り塗料の種類を解説しますので、ぜひ参考にして下さい。
目次
外壁塗装における下塗り塗装の役割
外壁塗装における下塗り塗装の役割とは、壁材と上塗り塗料の接着力を高めるためです。
反対に上塗り塗料が壁材にしみ込むことによる、壁材の劣化を防ぐ効果もあります。
他にも、下地塗料には防カビ効果や防サビ効果、紫外線反射効果などがあり、壁材や家の中の気温を快適に保つ働きがあります。
そのため、下塗り塗料の役割はとても重要だと言えるでしょう。
下塗り塗装をしなかったさいに考えられる問題
下塗り塗装をしなかった場合、上塗り塗料が上手く定着せずにはがれやすくなります。
下塗り塗料には壁材と上塗り塗料を繋ぎ合わせる接着剤の役割があるからです。
さらに、上塗り塗料だけだと、防カビ効果や防サビ効果も弱く壁材にダメージをあたえてしまいます。
また、上塗り塗料が壁材に染み込むことにより、壁材が劣化するリスクもあるでしょう。
他にも、上塗り塗料が壁材に染み込むことで色ムラの原因になり、上塗り塗料が透けてしまい外壁の色と混ざるので、イメージと違う仕上がりになります。
さらに必要以上に上塗り塗料が壁材に染み込んでしまうので、塗料の使用量が増えて費用も増えるでしょう。
下塗り塗装に使われる塗料の種類
下塗り塗装に使われる塗料は、下記の3つに大きく分けられます。
・シーラー
・プライマー
・フィラー
それぞれ機能が異なるので、目的にあわせて使い分ける必要があります。
下地塗料ごとの用途を知っていれば、外壁の状態に合わせて業者に依頼できるので、それぞれ具体的に解説します。
シーラー
シーラーは壁材へ上塗り塗料が吸収するのを抑える効果のある塗料です。
シーラーには水性タイプと油性タイプの2種類があり、一般的には水性タイプのシーラーが多く使われています。
油性タイプのシーラーは水性よりも吸着力が強く、劣化が激しい壁材やPC板やALC板など塗料が付きづらい板材に使用されます。
プライマー
プライマーも壁材への上塗り塗料の吸収を抑える効果のある塗料です。
シーラーとプライマーを同一商品として扱っている店舗も多く、違いが明確に定義づけられている訳ではありません。
しかし、プライマーの特徴としてサビ止め効果の高い物が多く、金属の壁材に使用される場合が多いです。
フィラー
フィラーは劣化の激しい壁材に適した塗料です。
シーラーやプライマーは粘性が低くサラサラしていますが、フィラーは粘性が高くドロドロしています。
そのため、パテの機能をあわせ持っていて、外壁のひび割れや凹凸があるさいに多く使用されます。
ただし、粘性が高い分塗るのが難しいというデメリットもあります。
下塗り塗装をする前に必要な作業
下塗り塗装をする前に外壁の清掃と補修が必要です。
外壁が汚れたまま下塗り塗料を塗ってしまうと、ゴミや不純物が塗料に混ざってしまい、塗料本来の効果や塗料がはがれる原因になるからです。
また、壁材が劣化している状態で補修がされていないと、塗料が上手く塗れなかったり塗料の劣化が早くなったりします。
そのため、外壁に下塗り塗装をおこなうさいは、清掃と補修ができているか確認してください。
外壁塗装は専門の施工業者に依頼するのがおすすめ
外壁塗装は専門の施工業者に依頼するのがおすすめです。
なぜなら、下塗り塗料が上手く塗れていないと、見た目の良し悪しだけでなく雨や塗料が壁材に染み込んでダメージをあたえる可能性があるからです。
また、上塗り塗料が上手く定着せずにとれてしまい、地面や服などに塗料がついてしまう可能性もあります。
DIYに自信のある方であれば、自分で挑戦してみたくなるかもしれません。また、外壁塗装にはそれなりの金額が必要なので、節約のために自分でやろうとしている方もいるでしょう。
しかし、失敗したさいに壁材のダメージや、予期せぬ色移りなど2次災害につながります。
そのため、外壁塗装は専門の施工業者に依頼するのがおすすめです。
外壁塗装をする際は下塗り塗料が必ず必須になる
外壁塗装における下塗り塗料は、上塗り塗料の発色をよく見せるためだけでなく、壁材と上塗り塗料の接着剤の役割や、壁材に上塗り塗料が染み込んで劣化するのを防ぐ効果があります。
塗料の種類も「シーラー」「プライマー」「フィラー」などがあり、壁材の素材や劣化状況によって使い分ける必要があります。
また、外壁塗装をおこなうさいは、専門の施工業者へ依頼するのがおすすめです。
自分でやって失敗した時に、壁材へのダメージや塗料移りなど、2次被害に発展してしまう可能性があります。
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