スレート屋根のカバー工法とは?カバー工法が向いている家も紹介します!

屋根の補修をお考えの方の中には、施工方法でお悩みの方も多くいらっしゃるでしょう。
スレート屋根を採用している住宅の場合、1つの選択肢としてカバー工法があります。
今回の記事では、スレート屋根のカバー工法とは何か、そしてカバー工法が向いているのはどんな家かについて詳しく紹介します。

スレート屋根のカバー工法とは?

カバー工法とは、既存の屋根の上に新しく軽い屋根材を重ねて張る施工方法です。
工事のシンプルさゆえに、他の施工方法に比べて低コスト化や工期短縮を実現させやすいのが特長です。
多くの場合、ガルバリウム鋼板の屋根材を使用します。

2004年以前に建設された住宅のスレート屋根には、有害物質であるアスベストが含まれていることがありますが、カバー工法であれば廃材を削減して工事を済ませられます。

スレート屋根のカバー工法の種類は主に次の2つです。

1つ目は、直接下葺き材カバー工法です。
既存の野地板の状態が良い場合に採用されます。
野地板とは、屋根材を支えるために張る板です。
既存の屋根の上に防水紙を張り、新しい屋根材を重ねます。

2つ目は、野地板増し張りカバー工法です。
既存の野地板の状態が悪い場合に採用されます。
既存のスレート屋根の上に新しい野地板を張ってから防水紙と新しい屋根材を重ねます。

カバー工法は既存の屋根の状態によって施工方法が異なったり、そもそもカバー工法を採用できなかったりする場合もあります。
そのため、当社のような専門知識のある会社に調査を依頼し、施工の可否を判断してもらうと良いでしょう。

カバー工法が向いている家とは?

屋根の状態とは別に、家に対する考え方によってカバー工法をおすすめする場合があります。
ここからはカバー工法に向いてる家を紹介します。

*築15年前後で、安心を重視する家

アスベストを使用していない2004年以降の屋根でも、寿命と言われている築30年まで全く問題が起こらないとは断言できません。
ひび割れで屋根材が落下するなどの事故を予防して、安心安全な生活を手に入れたい人には、築15年前後のタイミングでカバー工法による補修をおすすめします。

*築15年前後で、負の遺産を子ども世代が支払う家

屋根の補修には、人件費と廃材の処分費もかかります。
これらを負の遺産として子ども世代が支払うことにした人には、現時点で人件費と廃材処分費をかけずに費用を抑える方法としてカバー工法をおすすめします。

まとめ

今回の記事では、スレート屋根のカバー工法の解説と、カバー工法が向いている家の紹介をしました。
ご自宅の屋根の状態に合わせて、適切な工事方法を選びましょう。
当社では屋根の無料点検を行っていますので、屋根に関するお悩みのある方はお気軽にご相談ください。

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