養生とは?
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養生とは?
外壁塗装では、「養生」というとても重要なステップがあります。
もしかしたら、養生という言葉にあまりなじみがない方もいらっしゃるかもしれませんね。
この記事では外壁塗装に欠かせない養生について解説しています。
DIYにも役立つのでぜひ読んでみてください。
目次
外壁塗装と養生
養生という言葉には、いくつかの意味があります。本来の「養生」は「健康」に関係する言葉です。
「養生してください」
などと使う、言ってみれば「人の健康を気遣う言葉」です。
そんな養生という言葉は、外壁塗装や建築の世界では、また違った意味で使われています。
これらの世界における「養生」は、「気遣って保護する」というニュアンスで使われます。
外壁塗装の場合は、当然ながら塗料を使用して施工します。しかし、塗料は液体ですから飛び散ることもしばしばです。
本来、塗装すべきでないところに塗料が飛び散ってしまっては大変ですし、飛散を恐れながら作業をするのでは効率が悪くなってしかたありません。
そのためにシートやテープなどを使って塗装すべき場所にしか塗料が付着しないよう気遣って保護するのが、外壁塗装でいう「養生」だというわけです。
養生のために使用するアイテム
外壁塗装では、さまざまな場所や物を養生しなければならないため、これら養生する対象に合わせて、さまざまなアイテムを使用します。どんなアイテムを使って養生するのでしょうか?
マスキングテープ
マスキングテープは、粘着力の強くないテープです。作業が終わったらきれいにはがさなければならないため、粘着力の強いテープは養生に向きません。外壁塗装においては窓周辺の養生に使われることが多いようです。作業性のよい、手で簡単にちぎれる養生テープもあります。
養生用ポリシート
養生用のシートです。こちらも窓周辺を養生する際に使用します。
通常のシートとは異なり、塗料が付着してもシートからはがれにくく、周辺を汚しにくい加工が施されていることです。
ブルーシート
皆様にもおなじみのブルーシートも、外壁塗装の養生でよく使用されるアイテムです。
広い範囲をまとめて養生できるほか、ほかのアイテムと組み合わせての使用にも適しています。
カーカバー
カーカバーも外壁塗装の現場ではよく見られるアイテムです。車体をまるごと養生できます。
塗料は注意していても風で飛んでしまうことがあるので、駐車場が作業現場に隣接している場合は必須のアイテムです。
飛散防止ネット
外壁塗装の際は足場を設置します。これは皆様もよく見かける光景だと思います。
この足場を覆うように設置されているメッシュでできたシートが飛散防止ネットです。この飛散防止ネットは、塗料の飛散だけではなく、高圧洗浄の際の汚れの飛散も防いでくれます。
マスカー
マスキングテープと養生用ポリシートが合体したアイテム。これがマスカーです。
ノンスリップマスカー
床を養生するためのマスカーがノンスリップマスカーです。通常のマスカーはすべすべしています。ノンスリップマスカーには滑らないように特別な加工が施されています。
養生で注意すべきこと
外壁塗装工事の際の養生で注意すべきことをご紹介します。
扉も窓も開けられません
外壁塗装工事の際、養生すると扉も窓も開けられません。冬場ならまだしも、これが夏ともなると室内の温度はかなり上昇します。
換気もできないので、特に夏場に塗装を依頼する際は注意が必要です。
養生アイテムの粘着力に注意
マスキングテープを筆頭に、養生アイテムの中には粘着力が備わるアイテムがあります。
ほとんどの場合、心配することはありませんが、たとえば、DIYで塗装をする際、マスキングテープの代用品として普通のテープを使ってしまうと、
糊あとが残ってしまい後悔することになりかねません。養生に使うアイテムの粘着力には注意しましょう。
外すタイミングが難しい
養生は、実はとてもデリケートな作業です。ご紹介したように粘着力が強いものを使ってしまうと取り外しが大変ですし、塗装が乾いてしまってからでは、これまた簡単には外せません。
そのため、養生を外す際は、塗料が乾ききる前の絶妙なタイミングを見極める必要があります。
そういう意味では、養生がうまい塗装業者こそが、信頼できる塗装業者といってもいいでしょう。
養生にかかるお金
外壁塗装の見積もりを依頼すると、しっかりした業者なら、どんな作業にどれだけお金がかかるのか、作業ごとに料金を提示してくれます。
養生のみの費用は、通常1㎡当たり300~500円程度です。塗装面積が100㎡なら、養生だけで3~5万円かかる計算になります。
まとめ
外壁塗装の際に、塗装の技術と同等に重要な養生について詳しく解説しました。養生について少しでも知っておけば、
たとえば、「我が家の条件だと夏場に外壁塗装を依頼するのは厳しいかも」などと考えられるようになります。
養生は、DIYで何かを塗装する際にも役立つ技術なので、皆様なりに養生の知識を生かしていただければ幸いです。
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