ウッドデッキの塗装方法について
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ウッドデッキの塗装方法について
ナチュラルな雰囲気でとても落ち着くウッドデッキ。
しかし、木材で作られていることもあり、紫外線や風雨により、時間が経過するとどうしても傷んできてしまいます。
ウッドデッキぐらいの広さなら、DIY好きの方なら塗装できるかもしれませんが、何事も準備が大切。
しっかりした準備ができないようなら、プロに作業を依頼しましょう。
この記事ではウッドデッキの塗装方法について解説しています。そろそろウッドデッキに傷みが目立ってきたという方は、ぜひ読んでみてください。
目次
ウッドデッキは塗装でメンテナンス
ウッドデッキは、少なくとも2~3年に1回は塗装によりメンテナンスを行うと長持ちさせられます。
常に紫外線や風雨にさらされているウッドデッキの劣化スピードは速いので、メンテナンスも頻繁におこなったほうがよいでしょう。
日当たり良好で、人の出入りが多い部分は、特に厳重にチェックします。
ウッドデッキの塗装準備
ウッドデッキを塗装する前に、しっかり準備をしておきましょう。
準備を抜かりなく行えば、失敗の可能性は低くなります。
塗料選び
ウッドデッキを塗り直す場合は、基本的に以前に塗装した塗料と同じ製品を塗ります。
もちろん、ていねいに塗装を剥がして最初から作業するのであれば、まったく異なる性質を持つ塗料を使っても問題ありません。
以前使った塗料の上に新しい塗料を重ねる場合は、性質が異なる塗料を使うとなじまない可能性があります。
塗料には、「浸透タイプ」と「造膜タイプ」があります。
浸透タイプは、その名前のとおり、木に浸透して、内部から木を保護します。
木目を生かした自然な仕上がりにできることが、この浸透タイプの長所です。雨水などの水分を弾き、カビの発生や腐食から木を守ってくれますが、塗膜を作るわけではないので、外的ダメージに弱さがあります。
一方、造膜タイプは表面に膜を作って木を保護する塗料です。そのため、ペンキと同様の仕上がりになります。浸透タイプよりも外的ダメージへの強さがありますが、劣化すると塗膜が剥がれたりひび割れたりすることがあります。
塗料には「水性」のものと「油性」のものがありますが、DIYで使うなら水性のほうが扱いやすいでしょう。
刷毛とローラー、両方準備する
刷毛だけで塗ろうとするとどうしてもムラになってしまうため、
細かい部分は刷毛、広い部分はローラーを使って塗装すると効率良く、しかもきれいに仕上げることが可能です。
ウッドデッキの塗装方法
それでは、ここからはウッドデッキの塗装手順をご紹介します。ウッドデッキの塗装は掃除から始めます。
手順1:掃除
ウッドデッキを塗装する前に、ゴミやホコリ、古い塗装が残らないよう、きれいに掃除します。
古い塗装は、サンダーなどで研磨してしっかり落としてください。
手順2:養生
塗料が付着しては困るところは、マスキングテープなどを使って養生します。
手順3:塗装
養生が終わったら、いよいよ塗装です。刷毛とローラーを使って、木目に沿うように塗装しましょう。
手順4:乾燥
塗装が終わったら、しっかり乾燥させます。
手順5:重ね塗り
塗料が乾いたら、その上から塗料を重ね塗りします。もう一度乾燥させて、さらに重ね塗りをするときれいに仕上げることが可能です。
ウッドデッキを塗装する際に注意すべきこと
ウッドデッキの塗装に限ったことではありませんが、塗装する際に注意すべきことを説明しておきます。
塗装は塗りづらい場所から
塗装は、ローラーで塗れる場所からではなく、塗りづらい場所から少しずつ塗りはじめて、
それが終わってから平面をローラーで塗って仕上げます。
塗料をよく混ぜる
塗料は、そのままの状態だと分離しているので、使用する前に必ずかき混ぜましょう。
完全に乾燥させる
重ね塗りを行う際は、完全に前の塗料が乾いているかどうか確認してから塗りはじめてください。
まだ乾いていないうちに塗ってしまうと、塗料がしっかり密着してくれません。
3回以上重ね塗り
塗料の機能を引き出すためには、3回以上重ね塗りする必要があります。
作業時間や乾燥させる時間を考えると、3日程度はスケジュールを空けておく必要があります。
そのため、天気をチェックしておくことがとても重要です。晴天が3日程度つづくチャンスを狙うとよいでしょう。
ウッドデッキの劣化がひどい場合は塗装を業者に依頼
ウッドデッキの劣化がひどい場合は、DIYではなく業者に依頼してメンテナンスしてもらいましょう。
塗装だけでは十分にメンテナンスできない可能性が高いからです。
劣化がひどい場合は、木材の張り替えや全体改修しなければならない場合もあるので、必ず業者に相談してください。
まとめ
ウッドデッキの塗装方法について解説しました。ウッドデッキは、傷みがひどくなければDIYでもメンテナンスすることが可能です。
ただし、長年放置してしまうとひどく劣化してしまうため、そのような際は、専門の業者に依頼してメンテナンスしてもらいましょう。
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