屋根塗装の寿命は?
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屋根塗装の寿命は
耐久年数切れによる劣化の事例
スレート屋根の屋根材自体の耐久年数は15年ほどですが、スレート屋根は防水効果を屋根材ではなく塗料による塗膜に頼っており、
その塗膜も雨や風や紫外線により徐々に劣化していきます。塗膜が劣化すると下記のような症状が発生します。
・色あせ
経年劣化により塗膜表面が色褪せします。見た目が悪くなることはもちろんですが、
塗膜自体の効力が落ちているので、防水性が低下し、苔や藻やカビが生えやすくなります。
・苔や藻の発生
屋根に水分が留まりやすくなり、湿気が高くなり、苔や藻が生えやすくなります。
・凍害
塗膜の防水効果が薄れ、滞留した水分が夜間に凍結し、またそれが溶けることでひび割れを誘発します。
・滑落
ひび割れを放置するとそれが広がり、屋根材が割れてしまいます。
割れた屋根材が屋根から落ちると大事故に繋がる可能性があります。
・反り
水分の浸透と乾燥が繰り返して起きると屋根材が反り返り、その隙間から雨水が浸入して雨漏りの原因になります。
・耐久年数の目安
屋根塗装の耐久年数は、耐久年数の短い塗料で5年、長い塗料で20年以上になります。
しかし、建物の個々の状況はさまざまであることから、塗料の耐用年数の通りの年数までもつとは限りませんし、
最近では耐久年数が5年といった短い塗料は使われることが少ないことから、概ね10年〜15年が耐久年数の目安と言われますし、
10年程度を目安にして塗替えをすると考えておいたほうが良いでしょう。
塗料の種類ごとの耐久年数
塗料は種類によって耐久年数が違います。長ければよいというものではなく、耐久年数の長いものは値段も高いですし、
屋根材そのものの寿命よりも長い塗料を塗っても意味がありません。
まずは具体的な塗料の種類を見てみましょう。
・アクリル塗料
耐久年数は5年〜7年で、汚れやすく、最近はあまり使用されていません。
・シリコン塗料
耐久年数は10年〜13年で、汚れにくく色落ちしにくく値段もそこまで高くないので、人気のある塗料です。
・フッ素
耐久年数は15年〜20年と長いのですが値段の高い塗料です。
値段は高いのですが耐熱性や耐候性や不燃性や防汚性も高く、人気のある塗料です。
・有機
耐久年数は20年以上あり、同じく耐久年数の高い建材を使用しているときに人気のある塗料です。
耐久年数を考慮した塗料の選び方
屋根そのものの寿命を30年として、10年もつ塗料での塗替えを2回行うか、15年持つ塗料での塗替えを1回行うか、ということになります。
「屋根の寿命が30年」「塗料の寿命が10年/15年」というのは例です。屋根の素材や建て方によりますし、塗料の寿命も上述の通り建物によって違います。
あくまでこれは方針ですので、方針を決めた後は具体的にどのような塗料を使うかは専門家と相談するのが良いでしょう。
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