火災保険から雨樋交換工事
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目次
1.雨樋の種類と特徴
1.雨樋の種類と特徴
【形状とタイプ】
半円型
築20年以上の住宅のほとんどがこの半円型雨樋です。形状が単純なため比較的に低価格で和風の建物に多く使用されています。
角型
半円型に比べて断面面積が大きいため流水量が多く確保でき、最近主流の形状です。特に降水量が多い地域にお住まいの方にはオススメです。
特殊型
特に東北や北海道のような雪が多い地域で見られる雨樋です。可能な限り積雪によるダメージを軽減するようなものや、雪かきの際に雨樋を傷めないような形にしたものもあります。特殊な型のため、費用は前の2つよりも高いですが、豪雪被害が多い地域では、修理費用も多くかかってしまうため、検討してみると良いです。
【材質】
塩化ビニール樹脂
昔から人気があり一番普及しているのが塩化ビニール樹脂製です。軽くて組み立てが簡単なため、広く普及されていることでコストが安く済むというメリットがあります。しかし、経年劣化とともに塩化ビニールがしならなくなってしまい、破損しやすいというデメリットもあります。
他の合成樹脂
金属性の雨樋には及びませんが塩化ビニール樹脂と比べ紫外線に対して耐久性があります。価格帯は塩化ビニールより高めです。
ガルバリウム鋼板
近年、脚光をあびている金属素材で、錆びにくく耐久性があり加工もしやすいです。価格帯は他の金属素材に比べて安い傾向で、金属素材としては一番普及しています。非常に錆びにくく、軽い金属の雨樋で屋根、外壁で非常に広く普及している材料なので、比較的手に入りやすいです。外壁、屋根をガルバリウムにして雨樋もそれに揃えるということも多く価格は塩化ビニール樹脂などに比べれば高額です。
銅
耐久性の高い材質で、これぞ銅という光沢を持っていますが、近年では酸性雨の影響で15~20年で、雨樋に小さな穴が開くこともあります。価格帯はかなり高額になります。
アルミ
アルミだから雨水で錆びないのが最大のメリット。また、余分な継ぎ目もなく加工も可能だが住宅雨樋は、ほとんど取り扱いがない状態です。
ステンレス
アルミと同様に錆びず、耐久が高いのが特徴。価格帯はアルミより安価ですが、ほかの材質と比べるとやや高価です。
【材質比較表】
2.雨樋修理・交換の費用目安
雨樋の交換リフォームでは、破損した箇所の部分交換と、全体交換のどちらかが行われます。
(1)雨樋の部分交換費用の目安
雨樋が部分的に破損した場合は、穴やひび割れを補修しても、しばらくすると再び元の状態に戻る恐れがあるため、パーツごと交換するリフォームを行うことをおすすめします。
また、雨樋が強風にさらされたり雪が積もったりして歪んだ場合も、パーツを交換することになります。
・雨樋のパーツ価格:約3~5千円/1箇所あたりの単価
・廃材処分費用:約1万円
・取付け工事費用:約3~4千円/1箇所あたりの単価 合計:約7~10万円
(2)雨樋全体の交換費用の目安
雨樋が全体的に破損・変形してしまっている場合は、雨樋全体を交換することになります。
部分リフォームとは異なり、大きな雨樋を一度に解体するため、足場設置が必要になることがあります
・雨樋全体の交換費用:約20万円
・足場設置費用:約5~10万円
・廃材処分費用:約3万円
・取り付け工事費用:約2万円 合計:約30~35万円
足場の設置費用は、脚立でも施工できる1階部分や、窓から手が届く位置の雨樋であれば不要になることもあります。しかし、脚立のみでは作業に危険を伴う場合や、2階の雨樋を交換する場合などは、必ず足場を用意しなくてはなりません。
(3)雨樋の部材交換リフォーム費用の目安
雨樋の不具合は、雨樋と屋根を繋ぐ金具や、「継手」や「集水器」などのパーツが原因で生じることがあります。継手とは、雨樋のパーツ同士をつなぎ合わせる接続部材のことです。
また、集水器とは横の樋(軒樋)に溜まった水を、縦の樋に落とす部材のことで、その構造上、雨水に含まれていたゴミが溜まりやすい部材です。
【単価】
・雨どいの金具交換費用:約3万円/1箇所あたりの単価
・継手の交換費用:約5千~2万円/1箇所あたりの単価
・集水器の交換費用:約1万円/1箇所あたりの単価
なお、継手や集水器、接続金具などの部材は、雨樋全体を交換するときに同時に交換することができます。
そのため、部材単独での交換を行うと、数年後に雨樋全体に不具合が生じたときに、交換したばかりの部材も同時に処分することになり、部材の価格を二重に払うことになってしまいます。雨樋全体の交換が必要であれば、部材のみの交換・補修は避け、雨樋全体の交換リフォームを行うことをおすすめします。
3.火災保険に含まれている補償
火災保険は、火事で家が燃えてしまったときに補償(保険金をお支払い)しますが、火災保険が補償する事故は火災だけではありません。
ご契約内容のプランにもよりますが、火災補償のほかに『風災補償・雹(ひょう)災補償・雪災補償』が、ほとんどの場合『基本補償または自由選択』に含まれておりますので、この機会に是非ご契約の保険内容をご確認ください。
【風災とは】
・強風、台風、突風、疾風による雨樋の破損
・竜巻による雨樋の破損
・豪雨、暴風雨による雨樋の破損
【補償申請の期間・補償金額】
補償の申請期間
被害を受けた日から3年以内に保険会社に保険申請をしなければ、失効になります。
しかし3年以内に雨樋を修理しなければならないということではなく、その3年以内に保険会社に「保険申請します」と電話1本だけで保険申請になりますので、失効当日に雨樋の破損に気付いた方も間に合います。
補償金額とは
屋根修理の場合、2階以上は足場工事が必要となります。補償の金額には屋根修理費のほか、足場費用も補償の対象になり高額となりますので是非「火災保険」補償の申請で修理することをお勧めいたします。
また、火災保険は自動車保険のように保険を使ったからといって、保険料の割り増しも一切ありません。
4.火災保険で雨樋修理・交換する手順
①はじめに、保険会社ではなく専門業者(お客様⇒間中リフォーム)に調査依頼
↓
②専門業者(間中リフォーム)による屋根調査の実施
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③雨樋調査報告書・見積書の作成と送付(間中リフォーム⇒お客様)
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④保険会社へ事故電話報告(お客様⇒保険会社へ保険申請)
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⑤保険請求書類(屋根調査報告書・見積書など)を保険会社に提出(お客様)
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⑥「※1日本損害保険協会の鑑定人」による屋根調査の実施(保険会社が手配)
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⑦被災額の確定後、保険金額の決定(保険会社)
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⑧保険金の支払い(保険会社)
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⑨被災箇所の屋根修理施工(間中リフォーム)
※1「日本損害保険協会の鑑定人」が火災保険の補償金を算定する
そもそも火災保険の補償金の算定は「日本損害保険協会の鑑定人」が行います。
お客様が加入している保険会社ではないのです。当然、見積を提示している施工業者でもありません。中立な立場の第三者が申請のあった物件に対して調査を行い申請金額が妥当であるかないかを判断するのです。
ですから、保険会社に被害状況と復旧に掛かる工事費用(見積書)を提出(申請)してみないと、いくらの補償金が支払われるのかはわからないということです。
とは言え、長年やってますと どんな被害が認められるか・いくらぐらいは補償されるかの傾向は見えてきます。
5.火災保険で工事した雨樋被害の事例紹介
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