外壁塗装の注意点
更新日: 公開日:
業者選びの注意点
外壁塗装は住宅には定期的に必要なメンテナンスではあるのですが、サイクルが10年に一度ぐらいで、賃貸物件のオーナー業でもしていない限り、そう滅多に意識するものではありません。そのため、相場が知られていません。塗装が一式50万円と聞いて、高いか安いかすぐに見当がつく人は少ないと思います。(なお、安すぎて不良施工を疑うべき金額です。)
また、塗装は誰が行っても、塗装した直後はきれいに仕上がっているように見えます。後から差が出てくるのですが、その時はプロでもなければ分かりません。
このようなことから、外壁塗装は残念ながら悪徳業者の跋扈しやすい分野になります。
そんな中でどうやって良い業者を選べばよいかというと、ちゃんと現地調査をして説明をしてくれる業者を選ぶべきです。
見積書の注意点
塗料メーカー名や商品名、塗料の缶数、塗装面積は明記されているでしょうか?
これらが明記されていなくて「一式」表記の見積書を出す業者を選んではいけません。
保証書の注意点
外壁塗装は事後のトラブルの起きやすい分野です。これは優良な業者であってもある程度は起こってしまいます。そのため優良な業者はちゃんとした保証を提供します。優良でない業者はトラブルには頬かむりするつもりできちんとした保証を提供しません。
保証書を必ず受け取り、内容をよく確認し、不明点は質問しましょう。
概算費用の注意点
費用は家の状態や大きさや使う塗料によって千差万別ですが、一般的な一戸建て住宅に一般的な塗装を行うとして、80万円〜120万円ぐらいが目安です。
これを大きく下回るような業者は、なにかおかしいと思うべきでしょう。安さだけで選ぶべきではありません。
塗料選びの注意点
1缶あたりの塗料の値段は、アクリル系の一番安いもので5000円程度。フッ素の高いものだと10万円にもなります。これだけの差があるのは、性能や耐久性にそれだけの差があるからです。例えばアクリル系の安い塗料の耐久性は3〜5年ですが、フッ素塗料は15年以上持ちます。塗装工事にかかる費用を考えると、一概にアクリルが安いとは言えません。
塗料を選ぶ時は、今の家にあと何年住みたいのか、というライフプランを考えながら選びましょう。
塗装期間の注意点
塗装工事の期間は一般的な大きさの住宅で10日〜14日程度を見てください。10日というのは天候不良や土日を含んでいない日数です。それを含めて14日なのですが、天候や連休などによりもっと伸びる場合がありますし、家の劣化状況によりもっと時間がかかる場合もあります。
近隣トラブルの注意点
塗料は独特の臭いがしますし、高圧洗浄機で外壁を清掃したときに飛沫が飛び散ることがあります。騒音のでる業務ではないですが、職人が屋外で仕事をしているというだけで、うるさいとか目障りだと感じて不愉快になる人もいます。
そういったトラブルの多くの本当の原因は「事前の挨拶もなしに勝手に好き勝手なことをしている」「一言言ってくれればいいのにそんなこともしない」「自分は軽く見られている」「自分はないがしろにされている」という気持ちです。そのため、工事の前に事前に挨拶回りをすることが重要になります。
お気軽にご相談・
お問い合わせください!
専門スタッフが、親身にお話を伺います!