外壁塗装業者の選び方
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外壁塗装業者の選び方
外壁に関するトラブルは多く発生しています
国土交通省の管轄する公益財団法人「住宅リフォーム・紛争処理支援センター」によると、一戸建住宅のトラブルの約半分が屋根・外壁に関するものです。
屋根の雨漏りや外壁のひび割れなどの原因の多くは塗装工事になりますので、塗装工事はトラブルが起きやすい工事であると言えます。
外壁塗装でトラブルが起きやすい理由
2つの原因が考えられます。一つは悪徳業者が多いこと、もう一つは消費者側が値段だけで選んでしまうことです。
悪徳業者からいうと、塗装というのは、適当な仕事をしても完成直後は見栄えがしてしまいます。下準備をした上で三度塗りしなければいけないのですが、下準備なしで一度塗りしただけでも塗る前と比べて見違えるように鮮やかにはなりますし、それが見掛け倒しであることはすぐには分かりません。
そして、築年数のたった家で雨漏りがすることはよくありますし、雨漏りの原因の多くが外壁塗装の劣化であることも、外壁塗装は10年に一度ほどはしなければいけないものなのも事実です。これらの不安と事実を織り交ぜてくるので巧妙です。
また、消費者側が、このような悪徳業者の提案する「今だけお得な金額を提示」というものにのせられてしまっているのも確かです。外壁塗装工事はたしかに100万円ぐらいかかるものであり、高い買い物なのでできれば避けたいのですが、その100万円の内訳のほとんどは人件費です。ヒトは、在庫できるモノとは違って、半額にはならないし「今だけお得」にもなりません。その道理からわざと目をそらして「もしかすると自分だけは得できるのかもしれない」と欲を突っ張らせてしまうのも原因です。
トラブルを防ぐための外壁塗装業者の選び方
本当にお得な買い物をするには、冷静になって賢く業者を見極めなければなりません。
そのためには、下記の3点に注意してください。
現地調査
外壁塗装工事や屋根修理工事は、プロによる念入りな現地調査が欠かせません。築年数のたった戸建住宅の傷み方は個々別々であり、それにあった修理方法や塗装方法や塗料の選択が必要です。そのためには工法や塗料について知識のあるプロが、実際に外壁や屋根にあがり、じっくり観察する必要があります。
これをせずに、遠目から見るだけだったり、瓦が剥がれていたり家の天井に雨漏りのしみがあるといった誰が見ても分かることをことさらに言い立てたり、そういったことをする業者はプロのふりをしているだけです。
見積書
誠実なプロが現地調査に基いて作る見積書は具体的です。工事が必要ならその工事の種類、塗装する場合は塗装面積と塗料の量と名前が記載されています。
これに対し悪徳業者の見積もりは「塗装工事 一式」などと包括的な記載がなされています。
保証
悪徳業者の塗装工事は手抜き工事であり、塗りたて直後は立派に見えてもすぐにぼろぼろになるものです。このような工事なので保証をつけません。その契約にちゃんと保証があるのか、またその保証の範囲を確認しましょう。あくまでこの保証は塗装工事に対する保証です。悪徳業者は塗料の保証を見せます。「ほら、日本を代表する大企業の塗料メーカーが◯年保証するといっているのです」と。それは塗料の保証にすぎません。
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