室内塗装で理想のお部屋に!塗装の手順や注意点について解説
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「室内の壁をクロスから塗装に変更したい」
「室内塗装ってDIYで簡単にできるのかな?」
室内の壁はクロス(壁紙)で仕上げることが多いですが、塗装で仕上げることも可能です。
室内の塗装は、機能性を高めたり自分好みの色にできたり、クロスにはない魅力的な仕上がりとなります。
本記事では、室内塗装の魅力や塗装の流れ、注意点について解説します。
DIYで塗装する場合と業者に依頼する場合のメリットデメリットも紹介しますので、室内塗装を検討中の方はぜひ参考にしてください。
目次
室内塗装の魅力
室内の壁はクロスで仕上げることが多いですが、塗装で仕上げるのもおすすめです。
クロスにはない室内塗装の魅力は、以下の5つが挙げられます。
・さまざまな悩みを解決できる
・色の種類が豊富
・部分的な補修が可能
・クロスにはない素材感
・廃材が出ない
室内塗装の魅力を1つずつ確認していきましょう。
さまざまな悩みを解決できる
室内塗装で使用できる塗料は種類が豊富で、さまざまな機能が付加されている塗料も多くあります。
機能が付加された塗料を使用することで、室内における悩みの解決が可能です。
たとえば、部屋が暗くて悩んでいる場合は「室内用高拡散反射塗料」を使用することで、今までと同じ照明でも室内が明るくなります。
室内の湿度で悩んでいる場合は、調湿機能がある漆喰や珪藻土を使用するのがおすすめです。
他にも、消臭機能が付加された塗料やホルムアルデヒドを無害化する塗料、細菌の増殖を抑制する塗料などもあります。
室内でのさまざまな悩みを解決できるのは、塗装の魅力といえるでしょう。
色の種類が豊富
白を1つとっても100種類以上の色があるほど、塗料の種類は豊富です。
複数のカラーをあわせてオリジナルの色を作成したり、オーダーカラーを注文したりすることもできます。
クロスと比較して塗料はカラーが豊富なため、室内塗装なら自分好みに理想のお部屋に仕上げることが可能です。
部分的な補修が可能
室内塗装は、クロスと異なり部分的な補修ができます。
クロスは、一部に傷がついた場合でも一面を貼り直さないと修復できません。
一方で塗装の場合は、傷ついた部分を周囲と同じ色で塗るだけで簡単に補修が可能です。
汚れや劣化した部分だけの補修ができる点は、塗装の魅力といえるでしょう。
クロスにはない素材感
クロスと室内塗装では、仕上がりの重厚感や温かみに大きな差があります。
塗装は、同じ塗料を使用した場合でも、厚みを出したり模様を付けたり塗り方1つで雰囲気を変えたりすることが可能です。
これは既製品のクロスには出せない味であり、塗装の魅力といえるでしょう。
廃材が出ない
室内塗装は、廃材が出ない点も魅力の1つです。
クロスを貼り替える場合、はがしたクロスが廃材となり、処分にお金がかかる場合があります。
一方で塗装は廃材が出ないため、環境に優しい方法で室内を仕上げたい方におすすめです。
ただしクロスから塗装に変える場合は、廃材が出ることを覚えておく必要があります。
室内塗装の流れ
室内塗装は、DIYで行う場合も業者に依頼する場合も基本的に同じ流れとなります。
塗装で仕上げる場合の流れは、以下のとおりです。
・塗装前の下準備
・塗装
・塗装後の片付け
室内塗装の流れを知り、段取りよく仕上げていきましょう。
塗装前の下準備
室内塗装でもっとも時間がかかるのは、塗装前の下準備です。
下準備は、以下の流れで行います。
・荷物の移動
・下地処理
・養生
壁にかかるものはすべて移動が必要なことはもちろんですが、絶対に汚したくない物は部屋の外に出すのが適切です。
下地処理では、カビやヤニなどのふき取り、凹凸部分へのパテ処理やコーキング処理などを丁寧に行います。
下地処理をしっかりと行うことで、美しく仕上げられます。
化粧合板など塗装する壁の表面がつるつるしている場合は、サンドペーパーで表面を粗くしておくのがおすすめです。
養生は、塗料がついたら困る部分や塗らない部分を、マスカーやマスキングテープなどで覆います。
塗装を行う前には、かならずこれらの準備が必要です。
塗装
塗装の下準備を終えたら、塗装をしていきます。
本格的に塗装をする前には、目立ちにくい場所に試し塗りをするのがおすすめです。
試し塗りをすることで、色や乾燥に要する時間、密着性などを確認できます。
塗装は、使用する塗料や壁材、状況に応じて行います。
塗装中は、においの少ない塗料を使用した場合でも十分な換気が必須です。
塗装後の片付け
塗装が終わり、乾燥したことを確認できたら完成です。
養生を撤去し、掃除を行います。
業者に依頼した場合は、仕上がりを確認してもらい引き渡しとなります。
仕上がりで気になる箇所がある場合は、遠慮せずにその場で伝えるようにしましょう。
室内塗装は業者への依頼がおすすめ
室内の塗装は、仕上がりや安全面を考えると業者に依頼するのがおすすめです。
しかし、必要となる道具や塗料がホームセンターなどで簡単に手に入るため、DIYで行うこともできます。
そのため、DIYと業者どちらがよいのか悩む方も多いのではないでしょうか。
ここからは、DIYと業者へ依頼する場合両方のメリットデメリットについて解説していきます。
DIYのメリットとデメリット
DIYのメリットは費用を抑えられ、手作り感のある温かみのある仕上がりになることが挙げられます。
一方デメリットは、色ムラができてしまったり数年で剥がれてしまったりと、不具合が発生しやすい点です。
他にも、手が届かないような高所は脚立や椅子に乗りながら作業するため、転落によりケガをする可能性もあります。
色ムラや剥がれなど失敗も、手作り感があり味があるととらえる場合は、DIYでの塗装を検討してもよいでしょう。
とはいえ基本的には業者に依頼するのがおすすめです。
業者のメリットとデメリット
業者へ依頼するメリットは、下処理から塗装まで丁寧に行ってくれるため、きれいな仕上がりでもちがよいことが挙げられます。
一方デメリットは、DIYよりも費用が高額となる点です。
とはいえ、DIYで行う場合でも道具を1から揃える場合は、同程度の費用が発生する可能性もあります。
そのため、絶対DIYで仕上げたいと考えている方以外は、業者に依頼するのがおすすめです。
室内塗装前に知っておきたい注意点
室内塗装は生活空間の塗装であるため、使用する塗料や塗装に関しての注意点があります。
室内塗装前に知っておいた方がよい注意点は、以下の4つです。
・F☆☆☆☆(Fフォースター)の塗料を使用する
・十分に換気しながら塗装する
・費用と時間が想像以上にかかる
・汚れることを覚悟する
室内塗装を行う前に、注意点を1つずつ確認していきましょう。
F☆☆☆☆(Fフォースター)の塗料を使用する
生活空間である室内塗装では、人体に悪影響が少ないないF☆☆☆☆の塗料を使用するのが適切です。
F☆☆☆☆とは、ホルムアルデヒドの発散量を星の数で等級区分したもので、等級最上位規格です。
塗料には化学物質が含まれるため、選ぶ塗料によってはシックハウス症候群を引き起こす恐れがあります。
室内塗装で使用する塗料は、有害化学物質であるホルムアルデヒドの飛散量が少ない「F☆☆☆☆」の塗料がおすすめです。
十分に換気しながら塗装する
塗装を行う際は、においの少ない塗料を使用する場合でも、十分に換気をしながら実施しましょう。
換気をしないで行うと、頭痛や吐き気など体調不良を引き起こす恐れがあります。
換気をすることで、塗料特有のにおいが軽減されて乾きもよくなるため、塗装中は十分な換気が必須です。
費用と時間が想像以上にかかる
室内の塗装は、想像以上に費用と時間を要する作業です。
塗装する面積にもよりますが、量産型のクロスよりも塗料の方が高額な傾向にあります。
塗装前の準備では、家具の移動や下地処理、養生などが必要となるため時間と手間がかかります。
とくに、クロスから塗装に変える場合は、しっかりとした下地処理が必要となるため工期が長期化するケースが多いことを理解しておきましょう。
汚れることを覚悟する
DIYで塗装する場合は、汚れる覚悟が必要です。
業者が塗装する場合は、しっかりと養生してから塗装するため汚れる心配はありません。
しかし、慣れていない人が作業をすると、注意していても塗料が飛び散り汚れてしまう場合があります。
DIYで塗装する際は、汚れてもよい服で行い、汚したくないものは部屋の外へ出しておくのが適切です。
室内塗装で温かみのあるお部屋に仕上げよう
室内塗装には、機能面や仕上がりにおいてクロスでは出せない魅力があります。
子どもから大人まで楽しみながらDIYで塗装するのもよいですが、きれいに仕上げたい方や時間がない方は業者に依頼するのが適切です。
きれいに仕上げたいけど自分たちで塗装したい方は、1部屋だけ業者に依頼して、残りの部屋を自分たちで塗装してみるのも良いでしょう。
そうすることで、直接業者に塗料や塗り方についてのアドバイスやコツを教えてもらうことができるため、仕上がりが美しくなります。
室内塗装で、自分好みの温かみのあるお部屋に仕上げましょう。
室内塗装に関する疑問は、ぜひマナカリフォームへお気軽にお問い合わせください。
マナカリフォーム株式会社
代表取締役 間中明世
保有資格:
足場作業主任者・石綿作業主任者・石綿含有建材調査者・アステックペイント技術研修会 修了
業界歴・経歴:
塗装工事に従事し13年以上。1,000棟以上の塗装工事に携わり独立後は千葉市/四街道市で674棟以上の塗装工事を実施
出身地:
千葉県千葉市稲毛区
私は8年間、下請けの現場作業員として勤務していました。
仕事自体は好きでしたが、元請けの仕事のやり方で何度か嫌な思いをした経験があります。例えば本来正面の1面だけでよい足場を、4面にかけて不要な費用を発生させるなどです。その他にもお客様への向き合い方で大小さまざま、疑問に感じることがありました。ただ元請け先との関係から何も言い出せない、そんな現状に悩み続ける毎日を過ごしておりました。
「もっと誠実にお客様と向き合いたい」「工事で失敗する方を減らしたい」
という想いが日に日に強くなり、マナカリフォーム株式会社を立ち上げるに至りました。
創業時の想いと「常に誠実・正直」を信念に、お客様を裏切らない仕事をお約束します。
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