外壁塗装に失敗するとどうなる?具体例や対処法、予防策などを解説

外壁塗装に失敗するとどうなる?具体例や対処法、予防策などを解説

「外壁塗装を依頼したいが失敗したくない」「外壁塗装で失敗しないためにはどんなことに気を付けたらいいのだろう」とお悩みではありませんか。

外壁塗装で失敗しないためには事前に失敗例を知り、もし問題が起きた場合に正しく対応できることが重要です。

本記事では、外壁塗装工事を考えている方向けにどのような失敗例があるのか、失敗しないための方法などを解説します。

外壁塗装の失敗例

外壁塗装の失敗例としては、以下のようなものがあります。

・塗装に塗り残しがある
・塗装にムラがある
・塗装がはがれたり膨らんだりしている
・仕上がりが思っていたものと違う
・費用や納期が聞いていた内容と違った

事例の具体的な内容を解説していきます。

塗装に塗り残しがある

「外壁を見て、明らかに外壁材が塗られていない部分がある」といった失敗例を見聞きします。

塗装対象の箇所が塗られていないという場合は、業者による塗り忘れかもしれません。

エアコンの室外機が設置されている場所など、障害物がある場所は塗り忘れが起きることも業者によってはあるようです。

業者の塗り忘れの場合は、誠実な対応を行っている業者であれば、基本的に後からでも対応してもらえます。

塗装にムラがある

塗装はされているが、塗り方にムラがあるという事例です。

手抜き工事や技術力不足により、業者によっては塗りムラができることがあります。

ただし、見る角度によっては塗り残しがあるように見える場合もあります。

塗りムラなのかどうなのか、気になる方は業者に確認をしてみるのがおすすめです。

塗装がはがれたり膨らんだりしている

塗装を行ってからすぐに塗料のはがれや膨らみが生じた場合、業者による塗装失敗の可能性があります。

ただし、経年劣化ではがれや膨らみが生じることもあります。

外壁は雨風や暑さ・寒さに晒されるため、劣化してしまいやすいです。

素材にもよりますが、工事から2〜3年以内ではがれや膨らみが出ている場合は、業者に確認をしてみましょう。

仕上がりが思っていたものと違う

外壁の色合いや質感などが、依頼者のイメージと異なる場合があります。

依頼主が指定した通りの塗料を使っていても、実際に施工をした後に見たら仕上がりがイメージと違うことがあります。

業者に不備がない場合は、依頼主が費用を負担して工事をやり直すしかありません。

このような失敗を避けるためには、詳しくは後述しますが、事前に業者に色見本を見せてもらうなど対策が必要です。

費用や納期が聞いていた内容と違った

塗装の費用が思っていたより高くなったり納期が事前の話よりも遅くなったりする、といった失敗例もあります。

ただし費用に関しては、誠実に対応している業者であれば、基本的に後から勝手に追加請求されることはありません。

仮に追加工事が必要な場合も、施工を行うまえに施主へ確認をとります。

工事の前に支払い金額の見積もりを書面でもらったり、納期を確認しておいたりすることが大切です。

納期は天候によっても左右されることがあることを考慮しておきましょう。

事情があり完成させて欲しい日程が決まっている場合は、余裕を持って依頼するなど、工事前に相談しておくのがおすすめです。

外壁塗装に失敗してしまった場合の対応

外壁工事に失敗してしまったと思ったら、以下の対応を行いましょう。

・工事をした業者に連絡する
・業者に相談して解決しなかった場合は消費生活センターに相談する

失敗した後に行うべきことを解説します。

工事をした業者に連絡する

自宅の外壁の気になる点に気が付いた場合、まずは工事をした業者に相談をしてください。

工事に保証期間が設けられている場合は、期間内の相談の場合は無償で対応してくれることもあります。

期限切れにならないために、失敗に気がついたら早めに業者に連絡をしてください。

保証書を書面でもらっていないと「保証書を持ってきてください」と言われてしまい、対応してもらえない恐れがあります。

必ず工事の際に保証書を書面でもらっておくことが重要です。

業者に相談して解決しなかった場合は消費生活センターに相談する

工事をした業者との話し合いで解決しない場合は、第三者機関を頼るのも方法です。

相談先としては、消費生活センターがおすすめです。

消費者ホットラインへの電話相談のほか、都道府県や市区町村にも消費生活センターが設けられているので、直接相談できます。

業者の対応に納得できない場合は、消費生活センターに相談しましょう。

外壁塗装に失敗しないためのポイント

外壁塗装に失敗しないためのポイントとしては、以下の2つがあります。

・信頼できる業者を選ぶ
・仕上がりに関して業者と綿密に相談をしておく

それぞれのポイントについて解説します。

信頼できる業者を選ぶ

外壁塗装に失敗しないためのポイントとして、信頼できる業者を選ぶことが大切です。

信頼できる業者を選ぶと、塗り残し、ムラ、剥がれ・膨れ、納期・費用の齟齬といったトラブルが起きにくくなります。

また、万が一トラブルが起きてしまった場合も適切な対応をしてくれます。

信頼できる業者を選ぶために確認すべき点を見てみましょう。

・業者の口コミを確認する
・見積もりを作って書面で交付してくれるか確認する
・極端に料金が安い業者に注意する
・塗装面積や使用する塗料などの記載が見積書にあるか確認する

契約までの対応で違和感がある場合は家族や知人と相談したり、ほかの業者と比較したりするのもおすすめです。

仕上がりに関して業者と綿密に相談をしておく

仕上がり後のイメージ違いによるトラブルを防ぐため、仕上がりのイメージを事前に業者へ相談しておきましょう。

問題が発生した後で修正をしてもらうのは難しいため、事前の打ち合わせが重要となっています。

使用する素材や、可能であれば仕上がり例の写真を見せてもらうなど、業者と相談してみましょう。

外壁塗装の失敗に関してよくある質問

外壁塗装の失敗に関連してよくある質問としては、以下のようなものがあります。

・外壁塗装を失敗した場合にやり直しは可能?
・外壁塗装はしなくても問題ない?
・外壁塗装はどのくらいのスパンでやるべき?

3つの質問の回答は、下記の通りです。

外壁塗装を失敗した場合にやり直しは可能?

業者の過失の有無や業者の判断によるので、個別のケースによって異なります。

業者側のミスであれば、悪徳業者でない限り基本的に対応してくれると考えていいです。

「思っていた色合いと違った」など施主側にも責任がある場合は、別途料金で後日塗り直しになる可能性もあります。

外壁塗装はしなくても問題ない?

レンガやタイルなど一部の外壁材は塗装が不要です。

金属系サイディング、窯業系サイディングなど塗装が必要な外壁の場合、塗装を行わないと家自体の寿命が縮まるなど悪影響があります。

塗装は定期的に行うのがおすすめです。

外壁が劣化すると、雨漏りが発生したりシロアリが発生したりするなどの現象が起き、家を支える・守る機能そのものが低下してしまいます。

外壁塗装はどのくらいのスパンでやるべき?

素材や塗装の劣化具合にもよりますが、一般的には10年に1度程度のスパンで行われます。

塗料によって耐用年数は異なるものです。

ただし耐用年数が長い塗料であれば10年を超えても大丈夫なことがあります。

あくまで目安ですが、定期的に塗装を考えてみる判断材料としておきましょう。

塗装剤の種類ごとの耐用年数の目安は以下のとおりです。

・シリコン塗料:7〜15年
・フッ素塗料:12〜20年
・無機塗料:18〜20年

耐用年数に満たなくても、外壁に不具合が確認できた場合は業者に相談すべきです。

外壁塗装で失敗しないためには信頼できる業者を選ぶことが大切

本記事では、外壁塗装での失敗について解説しました。

失敗例としては、塗り残しや塗装のはがれ・塗りムラのほか、費用が聞いていた金額と異なることなどが挙げられます。

失敗しないためには、信頼できる業者を選ぶことと仕上がりについて事前に業者としっかり相談するのが大切です。

工事後に失敗を発見した場合は、できるだけ早く工事をした業者に相談してください。

監修者プロフィール
間中明世

マナカリフォーム株式会社
代表取締役 間中明世

保有資格:

足場作業主任者・石綿作業主任者・石綿含有建材調査者・アステックペイント技術研修会 修了

業界歴・経歴:

塗装工事に従事し13年以上。1,000棟以上の塗装工事に携わり独立後は千葉市/四街道市で674棟以上の塗装工事を実施

出身地:

千葉県千葉市稲毛区

私は8年間、下請けの現場作業員として勤務していました。
仕事自体は好きでしたが、元請けの仕事のやり方で何度か嫌な思いをした経験があります。例えば本来正面の1面だけでよい足場を、4面にかけて不要な費用を発生させるなどです。その他にもお客様への向き合い方で大小さまざま、疑問に感じることがありました。ただ元請け先との関係から何も言い出せない、そんな現状に悩み続ける毎日を過ごしておりました。
「もっと誠実にお客様と向き合いたい」「工事で失敗する方を減らしたい」
という想いが日に日に強くなり、マナカリフォーム株式会社を立ち上げるに至りました。
創業時の想いと「常に誠実・正直」を信念に、お客様を裏切らない仕事をお約束します。

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