セラミック塗料の特徴とは?メリット・デメリット、注意点を徹底解説
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外壁塗装を依頼したときに「セラミック塗料が良いですよ!」と業者から提案されたことはありませんか。
しかし「セラミック塗料ってどのような塗料なのかわからない」と悩んでいる方も少なくありません。
本記事ではセラミック塗料の種類やメリット・デメリット、外壁塗装を依頼するときの業者の選び方を解説します。
セラミック塗料の特徴を把握し、ご自宅の外壁に適した塗料を選びましょう。
外壁塗装やセラミック塗料を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
目次
セラミック塗料とは?
セラミック塗料とは、端的に言えば、セラミックが配合された塗料のことを指します。
塗料に使用されているセラミックの種類はさまざまです。
砂や砂利など無機物を配合したもの、天然の岩石を砕いてから配合したもの、セラミックビーズなどの微粒子が配合されたものもあります。
ただし、セラミック塗料について決まった定義はありません。
一般的に、セラミックが原料に使用されていればセラミック塗料になります。
セラミックの種類や配合の割合などによって、塗料の性質や品質は異なるので注意しましょう。
セラミック塗料の種類
セラミックを配合した塗料には、主に以下3つの種類があります。
・意匠性を持たせた塗料
・無機塗料
・断熱、遮熱効果のある塗料
それぞれの塗料の特徴を押さえて、住まいに適した塗料を選ぶことが大切です。
各セラミック塗料の特徴をご紹介します。
意匠性をもたせた塗料
セラミック塗料の種類1つ目は、意匠性をもたせた塗料です。
まるで天然の石をまぶしたような見た目に仕上がる石材調の塗料になります。
通常の塗料では再現できない色の深みや立体感などを演出できるため、住宅の印象を変えたい、デザイン性にこだわりたい人におすすめです。
意匠性をもたせた塗料の強みは、見た目だけではありません。
通常だと、外壁に本物の石をまぶすと重くなり外壁に負荷がかかります。
一方で石材調のセラミック塗料であれば、セラミックの微粒子が軽いため、重さによる負荷が外壁にかかりません。
ただし耐久性は塗料のグレードによって決まるため、塗料の性質や特徴を確認しましょう。
無機塗料
セラミック塗料の種類2つ目は、無機塗料です。
無機塗料はシリコンやフッ素などの樹脂に無機物質を配合して作られた塗料を指します。
無機物とは炭素を含まないもので、水や空気、金属、セラミック、ガラスなどです。
無機物だけで塗料とすることは性質上不可能なため、無機物を添加した塗料については無機塗料と呼ばれています。
紫外線に当たっても劣化しない性質を持つため、耐候性が高いのが特徴です。
原料にシリカ(二酸化ケイ素)が含まれているため、汚れが定着しにくい低汚染機能を持ち、長期間キレイな外壁を維持できるのもメリットといえます。
断熱・遮熱効果のある塗料
セラミック塗料の種類3つ目は、断熱・遮熱効果のある塗料です。
中が空洞になっている特殊なセラミック製の微粒子を塗料の中に混ぜているのが特徴です。
粒子が空洞のため真空状態ができ、熱伝導率を0にできます。
夏は涼しく、冬は暖かいと住宅内外の熱移動を遮断する断熱効果が高いのがメリットです。
熱の元である赤外線や可視光、紫外線などの光を効果的に反射し、温度上昇を防ぐ遮熱効果もあります。
セラミック塗料のメリット・デメリット
悪徳業者に騙されないためにも、外壁塗装を依頼する前に、セラミック塗料のメリットとデメリットを把握しましょう。
まずはメリットについて紹介します。
セラミック塗料のメリット
セラミック塗料の主なメリットは、以下の4つです。
・デザイン性が高い
・汚れが付着しにくい
・耐候性が高い
・断熱、遮熱の効果が高い
セラミック塗料は、天然石や砂岩など好みにより、色味や雰囲気を選べます。
一部のセラミックには親水性があり、外壁に付着した汚れを雨水と共に洗い流す効果があります。
耐薬品性や耐候性、耐紫外線性が高いため、経年劣化による外壁の変色や劣化に対しても強いのがメリットです。
長期間、外観をキレイなまま保持できます。
熱を伝えにくいため、年中快適に過ごせるのも魅力です。
セラミック塗料のデメリット
セラミック塗料のデメリットとして、ひび割れしやすい点があります。
セラミックは塗膜が固いため、他の塗料と比較してひび割れ(クラックが発生)しやすいです。
しかし近年は耐衝撃性に強いセラミック塗料も開発され、ひび割れのリスクは改善されています。
セラミック塗料に関する3つのよくある勘違い
「高額な費用を払ったのに、期待した効果が得られなかった」と後悔する前に、セラミック塗料について正しい知識を身につけましょう。
・セラミック100%の塗料はない
・セラミック塗料なら長寿命とは限らない
・セラミック塗料はグレードによって効果が異なる
セラミック塗料に関する3つのよくある勘違いをご紹介します。
セラミック100%の塗料はない
どのようなセラミック塗料も「セラミック100%」ではないので注意しましょう。
基本的に、セラミックが少しでも含まれていると「セラミック塗料」と呼ばれます。
何パーセント以上配合しなければならないという正確な決まりやルールはありません。
セラミック塗料は、樹脂に添加物としてセラミックを加えています。
セラミックのみでできた塗料は存在しないことを覚えておいてください。
セラミック塗料なら長寿命とは限らない
勘違いされがちですが、すべてのセラミック塗料が長寿命とは限りません。
塗料の耐用年数やグレードは樹脂の種類によって決まります。
セラミック塗料は、セラミック成分が各グレードに配合されているだけです。
セラミックが配合されているから耐用年数が長いとは限らないので注意してください。
セラミック塗料はグレードによって効果が異なる
塗料の効果はどれも同じだと勘違いされますが、グレードによって効果が異なります。
セラミック塗装の耐久性は、5種類のグレードによって左右されます。
「デザイン性」「断熱・遮熱効果」「低汚染性」など、塗料の種類によって得られる効果が異なることを覚えておきましょう。
塗料は「樹脂」「溶媒」「添加剤」「顔料」で成り立っています。
その中で、塗料の耐用年数やグレードに影響を与えるのが樹脂です。
使用されている樹脂によってグレードが異なります。
セラミック塗料で塗装を依頼するときの業者の選び方
業者選びを間違えると、思った効果が得られない、施工ミスがあるなどのリスクがあるかもしれません。
業者を選ぶときに、気をつけたいポイントは以下の4つです。
・契約を急かされるか
・施工実績があるかどうか
・見積書に具体的に記載されているか
・見積書の工程が適切かどうか
業者選びは非常に重要なので、さっそくチェックしていきましょう。
契約を急かされるか
契約を急かす業者には、くれぐれも注意してください。
業者の中には「セラミック塗料は高品質である」としきりにアピールする悪徳業者や、押し売りのような強引な訪問販売業者がいます。
なかには「セラミック100%の高性能塗料」と言っている業者もいます。
そもそもセラミック100%の塗料は、固すぎて塗装ができません。
塗装を依頼する前に、あらかじめセラミック塗装のメリットや注意点をご自分で把握するのがおすすめです。
施工実績があるかどうか
施工実績があるかどうかも、業者選びのポイントの1つです。
セラミック塗料は「吹き付け工法」と呼ばれるスプレーガンで吹き付けて塗装することが多く、塗りムラが生じやすい塗料といわれています。
適切な量を塗布しないと期待する効果が得られないため、施工会社や職人の高い技術力が必須です。
セラミック塗料の施工経験が乏しい業者に任せると、せっかく塗装をしても期待した効果が得られないかもしれません。
大事なお住まいのためにも、施工実績が豊富な信頼できる業者に依頼しましょう。
施工実績は、業者のホームページなどで公開されています。
近所の人や実際に施工を依頼した人の評判を聞く、ネットの口コミや業者が公開している「お客様の声」をチェックするのもおすすめです。
見積書に塗料・メーカー名が記載してあるか
業者に見積書を依頼したときに、塗料やメーカー名が記載してあるか確認しましょう。
セラミック塗料は製品によって効能に差があります。
見積書に、商品名やメーカー名がきちんと記載されていることを確認してください。
業者に依頼する前に、ご自分でどのような性能の塗料なのかをメーカーのサイトでチェックすると安心です。
見積書の工程が適切かどうか
見積書の工程が適切かどうかも、業者を選ぶときに見過ごせません。
外壁塗装は下塗りや中塗り、上塗りと3回塗りが一般的です。
しかし、中塗りや上塗りの一部を手抜きする悪徳業者もいます。
適切な塗装回数を守らなければ、塗料の効果が十分に発揮できません。
塗料だけでなく、見積書に記載してある塗装回数を忘れずにチェックするのがおすすめです。
セラミック塗料の特徴を把握し外壁塗装を依頼しよう
本記事ではセラミック塗料の特徴やメリット・デメリット、塗装依頼するときの業者の選び方についてご紹介しました。
セラミック塗料はデザイン性が高く、耐候性や遮熱・断熱性に優れた塗料です。
ただし「セラミック塗料だから良い!」と安易に契約を急かす業者もいますので、注意しましょう。
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マナカリフォーム株式会社
代表取締役 間中明世
保有資格:
足場作業主任者・石綿作業主任者・石綿含有建材調査者・アステックペイント技術研修会 修了
業界歴・経歴:
塗装工事に従事し13年以上。1,000棟以上の塗装工事に携わり独立後は千葉市/四街道市で674棟以上の塗装工事を実施
出身地:
千葉県千葉市稲毛区
私は8年間、下請けの現場作業員として勤務していました。
仕事自体は好きでしたが、元請けの仕事のやり方で何度か嫌な思いをした経験があります。例えば本来正面の1面だけでよい足場を、4面にかけて不要な費用を発生させるなどです。その他にもお客様への向き合い方で大小さまざま、疑問に感じることがありました。ただ元請け先との関係から何も言い出せない、そんな現状に悩み続ける毎日を過ごしておりました。
「もっと誠実にお客様と向き合いたい」「工事で失敗する方を減らしたい」
という想いが日に日に強くなり、マナカリフォーム株式会社を立ち上げるに至りました。
創業時の想いと「常に誠実・正直」を信念に、お客様を裏切らない仕事をお約束します。
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