外壁塗装でトラブルは発生する?よくある事例や対応方法などを解説
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「外壁塗装を検討しているけど、トラブルって結構あるのかな?」と心配している方も多いのではないでしょうか。
外壁塗装する際の業者や近隣とのトラブルは避けたいところです。
そこで本記事では、下記の内容について解説します。
・外壁塗装でよくあるトラブル
・トラブルを起こさないための事前準備
・トラブルが起きてしまったときの対処法
これから外壁塗装を行う予定のある方は、トラブルに発展させないためにもぜひご覧ください。
大切な住まいのリフォームが残念な結果になってしまわないよう、あらかじめ基礎知識を学習しておきましょう。
目次
外壁塗装でトラブルになる事例は実際にある
外壁塗装を業者に依頼するとトラブルが起こる可能性は、実際にあります。
依頼者側が外壁塗装の仕組みや費用などを熟知しているケースが少なく、業者との認識のズレが生じてしまうからです。
外壁塗装について詳しく理解していないことをいいことに、施工を手抜きで行ったり、不当な請求を行ったりする悪徳業者もいます。
具体的にどのようなトラブルが発生する可能性があるのかを知っておくと、トラブル回避のヒントになるので確認していきましょう。
仕上がりに関する外壁塗装トラブル
外壁塗装は、大切な住まいに長く住むために行うメンテナンスです。
塗装の色などによって住宅の印象をガラッと変える効果もある反面、仕上がりによってはトラブルになる可能性があるため注意が必要です。
下記の3つのケースを紹介します。
・施工後の色がイメージと違った場合
・色あせや剥がれがあった場合
・補償が受けられない場合
詳しく見ていきましょう。
施工後の色がイメージと違った場合
施工後の色がイメージと違ったというトラブル事例があります。
原因としては、実際に外壁に色を塗った状態を正しくイメージできていないことが考えられます。
このようなトラブルを防ぐためには、屋内だけでなく太陽光の下で色見本を確認するのがおすすめです。
できれば、朝・昼・晩など時間帯も変えてみてみるとイメージとのズレが少なくなります。
業者に実際施工するときに、どのような仕上がりなのか十分に説明してもらうのも大切です。
カラーシミュレーションを活用するのも、色のイメージを事前に把握するうえでおすすめです。
色あせや剥がれがあった場合
外壁塗装をしてからわずか数年で、剥がれや色あせが発生してしまうトラブルがあります。
このようなトラブルが発生する主な原因は下記のとおりです。
・塗料を塗る回数が不足していた
・高圧洗浄を十分に行っていなかった(汚れを十分落とせていなかった)
剥がれや色あせができないように、施工実績の多い業者に依頼しましょう。
トラブルが発生した場合には塗りなおししてもらえるか、業者へ事前に確認することが大切です。
保証が受けられない場合
仕上がりに関してトラブルが発生した場合、保証が受けられる可能性もあるので施工してもらった業者に確認をとりましょう。
ただし施工してもらった業者と連絡がつかず、倒産していたというケースもあります。
この場合は相談を受け付けてくれる機関へ連絡することをおすすめします。
・国民生活センター
・住まいるダイヤル
国民生活センターは、商品やサービスなど消費生活全般に関する苦情や問い合わせなどの相談を受け付けてくれます。
住まいるダイヤルは、住まいの「困った」を相談できる国土交通大臣指定の相談窓口です。
施工業者と連絡がつかない場合には相談してみましょう。
工事に関する外壁塗装トラブル
外壁塗装を行っている工事中に起きたトラブルについて解説します。
主な工事中に起こるトラブルは下記のとおりです。
・隣家とトラブルになってしまった
・塗装対象外の物に塗料がついてしまった
詳しく見ていきましょう。
隣家とトラブルになってしまった
外壁塗装工事の施工中に隣家とトラブルに発展してしまった事例があります。
トラブルになった原因は下記の通りです。
・足場組立、解体や洗浄の音がうるさい
・塗料のニオイがする
・工事車両の出入りが多くて困る
トラブルに発展させないためにも、事前に近隣に工事をする旨を伝えて、理解を求めるようにしましょう。
今後もお付き合いのある近隣住民なので、お互い気持ちよく過ごせる環境にしておくのがおすすめです。
塗装対象外の物に塗料がついてしまった
塗装対象外の所有物に塗料がついてしまうトラブルです。
外壁塗装には、スプレーでの吹付けやローラーで塗るといった作業があります。
これらの作業中に、塗料が飛び散ってしまう可能性があります。
・塗装対象外の外壁や雨樋
・花壇の花
上記のような大切なものはしっかりと養生して、塗料が飛び散っても大丈夫な状態にしておきましょう。
もしも塗料が飛び散った場合でも、水性塗料の場合は拭くと取れる場合があります。
契約に関する外壁塗装トラブル
契約やお金に関するトラブルについて解説します。
・キャンセルしたいができない
・予定通りのスケジュールで進まない
・追加料金を請求された
どういうことか、詳しく見ていきましょう。
キャンセルしたいができない
外壁塗装をキャンセルしたいが、できないといったトラブルがあります。
キャンセルしたい場合には、法的書面を受け取った日から起算して8日以内はキャンセルできる「クーリングオフ」という制度が有効です。
しかし、下記のような状況では適用できないので注意が必要です。
・契約後8日以上経過した場合
・施工業者の店舗や事務所にて契約した場合
・施工業者を自ら自宅に呼び契約した場合
・法人同士の契約の場合
・過去1年間に取引があった業者との再契約の場合
他にも条件によっては、クーリングオフが適用できない場合があります。
業者と契約する際には「クーリングオフ適用の有無」「キャンセルできる条件」を確認するようにしてください。
予定通りのスケジュールで進まない
予定していたスケジュールで進まないため、トラブルに発展する事例があります。
外壁塗装は屋外での作業になるため、天候によっては工期を延長しなければなりません。
業者由来のスケジュール変更については、契約書の内容をよく読んで確認してください。
場合によってはクーリングオフ制度を適用できる可能性もあります。
業者由来のスケジュール変更で、工期が大幅に遅れる場合などは「なぜそうなるのか」しっかり説明してもらいましょう。
追加料金を請求された
外壁塗装の工事中、もしくは完了後に追加料金を請求される場合があります。
住宅の外壁状態や塗料によっては、追加の作業が必要になることもあるため、追加料金が発生する可能性がある点に注意しましょう。
トラブルを防ぐため、あらかじめ下記の点を確認しておきましょう。
・追加料金が発生するケースがあるかどうか事前に確認しておく
・追加料金が発生する作業については、始める前に確認してもらう
・基本的には、契約時の約束以上の支払いをする必要はないことを確認しておく
問題が解決できないなど困ったときには、国民生活センターなど公的機関へ相談してください。
外壁塗装トラブルを起こさないための対策
外壁塗装でトラブルを起こさないためには、信頼できる業者選びが大切です。
信頼できる業者の特徴は、下記のとおりです。
・リフォームかし保険に加入しているか
・わかりやすい明朗会計かどうか
・外壁塗装の実績が豊富か
リフォームかし保険では、施工中や塗装完了後に第三者検査員によって現場を検査してくれます。
施工の質を第三者の視点から確かめられるので、リフォームかし保険に加入している業者に外壁塗装を依頼するとトラブルを軽減できます。
見積書の明細は塗装する面積や諸費用などの詳細もしっかりと記載している業者を選ぶと安心です。
外壁塗装の実績が豊富で信頼できる業者に依頼しましょう。
急な訪問販売のセールスなどで、その場で契約しないよう注意してください。
もしも外壁塗装トラブルが起きたときの対応方法
もしも外壁塗装でトラブルが起きたときには、「どうすればいいのか」と不安になるでしょう。
トラブルになった場合の対応方法は下記のとおりです。
・業者に相談して解決できる内容であれば相談する
・近隣に迷惑を掛けた場合には謝罪する
・業者との交渉が上手くいかないときは公的機関に相談する
困ったときには業者に連絡して解決できないか相談してみましょう。
近隣に迷惑をかけてしまったときは、業者へ対応を任せるだけでなく、直接謝罪に行くことも重要です。
業者との間でトラブルが発生したときは、国民生活センターや住まいるダイヤルなどの公的機関に相談ことが大切です。
気を付けていても、トラブルは発生する可能性があるので冷静に対処できるよう対応方法を覚えておいてください。
外壁塗装のトラブルに関してよくある質問
外壁塗装のトラブルでよくある質問について見ていきましょう。
各質問について詳しく解説します。
外壁塗装の工事中はストレスを感じやすい?
外壁塗装の工事中にストレスを感じる人がいるのは事実です。
ストレスを感じる原因としては、下記の内容が考えられます。
・塗料のニオイ
・工事の音
・室内が薄暗さ
・窓が開けられない
・洗濯物が干せない
・近隣への気づかい
これらのストレスを感じる原因の影響をなるべく少なくするためには、下記の対策が有効です。
・工事期間中、外出できるときは可能な限りでかける
・窓をあけられるタイミングは確認しておく
・洗濯物の対策を考えておく
・配慮してくれる業者を選ぶ
外壁塗装の工事期間は、おおよそ7〜15日間程度です。
工事期間中にストレスを感じないために、できる対策をしておきましょう。
外壁塗装の工事中はカーテンを閉めるほうがいい?
外壁塗装中にカーテンを閉めておく必要はありません。
ただし、ベランダや雨樋などで作業を行っている業者が気になる場合や、室内を見られたくない場合にはカーテンは閉めておくのがおすすめです。
外壁塗装の工事中は雨戸を閉めたほうがいい?
雨戸を閉めた状態で養生する場合もあるので、雨戸の締め切りがイヤだと感じる場合は業者に確認してみましょう。
業者によってやり方に違いがあるので、最初に雨戸をどうすればいいか確認しておくのがおすすめです。
事前準備でなるべく外壁塗装トラブルの種は摘んでおこう
外壁塗装は、大切な住宅を長持ちさせるための大切なメンテナンスです。
トラブルに対する対策がわからない場合には事前に本記事を参考に対策してみてください。
信頼できる業者さんに依頼すれば、トラブルになりそうなときも対応してくれます。
まずは、信頼できる専門業者を選び、外壁塗装を行うようにしましょう。
マナカリフォーム株式会社
代表取締役 間中明世
保有資格:
足場作業主任者・石綿作業主任者・石綿含有建材調査者・アステックペイント技術研修会 修了
業界歴・経歴:
塗装工事に従事し13年以上。1,000棟以上の塗装工事に携わり独立後は千葉市/四街道市で674棟以上の塗装工事を実施
出身地:
千葉県千葉市稲毛区
私は8年間、下請けの現場作業員として勤務していました。
仕事自体は好きでしたが、元請けの仕事のやり方で何度か嫌な思いをした経験があります。例えば本来正面の1面だけでよい足場を、4面にかけて不要な費用を発生させるなどです。その他にもお客様への向き合い方で大小さまざま、疑問に感じることがありました。ただ元請け先との関係から何も言い出せない、そんな現状に悩み続ける毎日を過ごしておりました。
「もっと誠実にお客様と向き合いたい」「工事で失敗する方を減らしたい」
という想いが日に日に強くなり、マナカリフォーム株式会社を立ち上げるに至りました。
創業時の想いと「常に誠実・正直」を信念に、お客様を裏切らない仕事をお約束します。
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