外壁の劣化症状を見逃すな!塗装を検討すべき5つのサインを紹介
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「外壁に気になる部分があるけれど劣化かな?」
「そろそろ外壁塗装を行った方がいいのかな?」
このように考えている方もいるのではないでしょうか。
家は年月と共に劣化します。
特に外壁は紫外線や雨風にさらされているため、劣化の進行も早いです。
本記事では外壁の劣化症状や原因について解説しています。
外壁の劣化状態を正しく認識することが、適切なメンテナンスにつながります。
劣化を放置することによる危険性についても説明しているので、外壁に気になる症状を見つけた方はぜひご一読ください。
目次
塗装を検討すべき外壁の劣化症状5選
外壁の劣化症状はさまざまなものがあります。
各症状の特徴を把握し適切な対応をとることで、劣化の進行を防げます。
主な外壁の劣化症状は下記のとおりです。
・ひび割れ
・色あせ、変色
・チョーキング
・剥がれ
・苔、藻、カビ
以上5つの劣化症状について説明します。
ひび割れ
ひび割れ(クラック)は外壁によく見られる劣化症状の1つです。
ひび割れは数種類あり、それぞれすべき対応が異なります。
0.3ミリメートル以下のひび割れはヘアークラックと呼ばれ、髪の毛ほどの幅のものを指します。
ヘアークラックは経年劣化によるものが多いです。
ヘアークラックを発見したら一般的には経過観察で問題ありませんが、塗装後まもない期間でのひび割れは施工不良の可能性があります。
0.3ミリメートル以上のひび割れは、構造クラックの場合があります。
構造クラックとは地震や振動など、建物が揺れることで発生したひび割れです。
塗装のみならず、外壁材にひび割れが入っている可能性もあります。
場合によっては大規模な補修に繋がる危険性もあるので、早めの対応が必要です。
ひび割れはコーキング部分にも発生します。
外壁のみならずコーキングも注意して観察しましょう。
色あせ・変色
外壁の塗装は経年劣化により、色あせや変色が発生します。
外壁は太陽光が多く当たるため、紫外線の影響を受けやすい場所です。
長い期間太陽光を受け続けることで、塗膜が劣化し色あせや変色が起こります。
太陽光がよく当たる南側の外壁の方が、早く劣化することを覚えておきましょう。
チョーキング
外壁に白い粉がつく現象がチョーキングです。
チョーキングは白亜化現象とも呼ばれています。
チョーキングは経年劣化により発生することが大半です。
塗料の色の成分である顔料が、紫外線を受け続けることにより粉のような状態になってしまいます。
ただし、まれに塗装してからあまり年月が経っていない状態で発生することもあります。
この場合は施工不良が疑われるので、業者に連絡してみましょう。
チョーキングは外壁塗装を検討すべき劣化症状の1つです。
剥がれ
塗装の剥がれも外壁の劣化症状の1つです。
塗装の剥がれは経年劣化によって起こりますが、かなり危険な状態です。
塗装が剥がれた部分から雨水が侵入し、直接外壁材を濡らすことにより大きなダメージを与えます。
それにより外壁塗装だけでは修繕できずに、外壁材の交換になるケースもあります。
外壁に剥がれを発見したら、塗装前に外壁材に異常がないかチェックしましょう。
苔・藻・カビ
苔や藻、カビが外壁に発生したら、塗装の劣化を疑いましょう。
塗装部分が劣化すると、水分を含みやすい状態になります。
苔・藻・カビは湿気の多い場所に発生するので、水分を含んだ塗装部分に大量発生します。
太陽光がよく当たる南側よりも、日差しがあまり当たらない外壁に多く発生しやすいです。
苔や藻、カビは家の美観を損ねることにもなるので、気になる方は業者に高圧洗浄の依頼をおすすめします。
外壁が劣化する原因
外壁にはさまざまな劣化症状がありますが、どのような原因で発生するのか解説します。
・太陽光による劣化
・雨風による劣化
・経年劣化
上記3つが外壁を劣化させる原因です。
1つずつ説明します。
太陽光による劣化
外壁は常に太陽光にさらされています。
紫外線によるダメージが外壁を劣化させる最も大きな原因です。
太陽光がよく当たる南側の外壁は、特に劣化しやすいです。
塗装部分は太陽光を受け続けることで「ラジカル」という成分が発生します。
このラジカルが塗装を劣化させる原因の物質です。
近年はラジカルの発生を抑える塗料も人気があるため、気になる方は利用をおすすめします。
雨風による劣化
外壁は雨や風に当たることによって劣化します。
近年の雨は酸性雨という、酸化した雨が降るケースがあります。
酸性雨は塗装を酸化させるため、色あせや変色などの劣化を早めてしまうのです。
酸性雨によって劣化した外壁に風があたることで、症状はさらに進行してしまいます。
ひび割れなどから酸性雨が侵入することにより、外壁材そのものも劣化します。
雨風により外壁は徐々に劣化していくことを覚えておきましょう。
経年劣化
外壁は年月の経過と共に必ず劣化します。
外壁を守るための塗装も経年劣化を避けることができません。
塗装の耐用年数は塗料により異なります。
適切な時期に外壁塗装を行うことで、外壁の劣化を最小限に食い止めることができます。
耐用年数を把握し、適切な時期にメンテナンスを行いましょう。
外壁の劣化を放置すると発生するリスク
外壁の劣化症状を発見したら、適切な対応が必要です。
何もせずに放置すると、下記のリスクが発生します。
・建物の寿命が短くなる
・カビの発生原因になる
・補修費用が高くなる
これらはメンテナンスを行わなかったことにより発生しやすいリスクです。
1つずつ詳しく説明します。
建物の寿命が短くなる
外壁の劣化を放置すると建物の寿命が短くなる可能性があります。
劣化した外壁は雨水を多く吸収します。
その結果外壁の強度が落ちるため、耐用年数が短くなってしまうのです。
劣化した外壁は雨漏りなどの危険もあるため、早めの対応が必要です。
外壁の劣化は家全体の耐用年数にも影響することを覚えておきましょう。
カビの発生原因になる
外壁にひび割れや剥がれが発生すると、そこから雨水が侵入しカビの発生原因になります。
カビの発生は美観を損ねるだけではなく、建物の腐食にも繋がります。
カビはアレルギーを引き起こす原因の1つです。
健康にも被害が及ぶため、カビの発生は防がなくてはなりません。
補修費用が高くなる
外壁の劣化を放置することにより、通常のメンテナンスよりも費用が高くなるケースがあります。
定期的に外壁塗装を行っていれば塗装の費用だけで済みますが、劣化した外壁を補修するにはさらに費用がかかります。
特に外壁材自体に劣化が発見されたときは、交換が必要になる可能性もあるのです。
無駄な費用を発生させないためにも、適切なメンテナンスが大切になります。
外壁の劣化についてよくある質問
外壁の劣化についてよくある質問をまとめました。
・劣化した外壁の部分的な補修はできるの?
・外壁は何年ごとに塗り替えるのがいいの?
どういうことか、詳しくみてみましょう。
劣化した外壁の部分的な補修はできるの?
症状によっては劣化した外壁でも部分的な補修が可能な場合があります。
ひび割れは小さなものであれば、セメントスプレーやコーキングなどを使用して補修可能です。
ただし部分的な補修は、その部分だけ目立ってしまう可能性があります。
外壁材そのものが傷んでいると、部分補修をしてもすぐに新たな不具合が発生する可能性が高いです。
気になる方は全体的な外壁塗装の検討をおすすめします。
外壁は何年ごとに塗り替えるのがいいの?
外壁の塗装は塗料によって耐用年数が異なります。
外壁に使用する主な塗料と耐用年数の目安は下記のとおりです。
・ウレタン塗料:5〜10年
・シリコン塗料:7〜15年
・フッ素塗料:12〜20年
・無機塗料:18〜20年
外壁を塗装するタイミングでどの塗料を使用するか確認しておくことで、適切なタイミングでメンテナンスを依頼しやすくなります。
外壁の劣化症状を知り正しいメンテナンスを行おう
外壁は常に太陽光や雨風にさらされています。
塗装は必ず劣化していくので、日頃のチェックが大切です。
外壁の状態を把握することで、耐用年数を伸ばすことにつながります。
無駄な費用の発生も抑えることができます。
適切なメンテナンスをして外壁を劣化から守りましょう。
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