外装塗装の優良業者の見極め方とトラブルが発生した時の対処法を紹介
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「そろそろ外壁の塗装をしようかな」
「でも、どの業者に相談したら良いのか分からない。信頼できそうな業者の見分け方を知りたい」
このように悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
本記事では外壁塗装の業者を探すときに知っておきたい「優良業者・悪徳業者の見分け方」をご紹介します。
トラブルが発生した場合の対処方法についても記事の後半で解説しています。
外壁塗装を考えている方はぜひ最後までご一読ください。
目次
優良な外装塗装業者を見極めるおすすめの方法
外壁塗装を依頼しようとする時、信頼できる業者をどのように見分けるべきか、多くの人が悩むところではないでしょうか。
「良心的な塗装業者に依頼したい」
このように思っている方に向けて、優良な外装塗装業者かどうか、どこを見て判断すれば良いのかポイントを説明します。
・建設業許可の確認
・実績の確認
・保証や保険加入の確認
・見積書の確認
各ポイントについて詳しく解説します。
建設業許可を持っているか
業者を選ぶ時は、建設業許可を得ているかチェックしましょう。
建設業許可とは、一定金額以上の建設工事を請け負う際に必要となる許可のことです。
国土交通大臣、または都道府県知事に申請し、以下5つの要件を満たさないと許可がおりません。
・経営業務の管理責任者がいるか
・専任技術者がいるか
・法人または、事業主は誠実か
・一定以上の財産を持っているか
・過去に問題を起こしたことがないか
請け負う工事金額が定められた基準を下回る業者は、建設業許可がなくても営業可能です。
外壁塗装は基準額に達しないことがあるため、建設業許可を得ずに営業しているところもあります。
もちろん許可を得ているからといって、必ずしも優良業者であるとは言い切れません。
しかし建設業許可を得ている業者は、得ていないところと比較して信頼感があります。
国土交通省のシステムから建設業許可を得ている業者を検索できますので、ぜひ参考にしてください。
資格を取得しているか
塗装職人になるのに免許は必要ありませんが、一定レベルの技能がある証明にもなる塗装技能士という資格があります。
この資格は1級〜3級まであり、試験は実技試験と学科試験が実施されます。
1級を取得するには高度な知識や一定の実務経験が必要です。
1級塗装技能士が所属している業者は技術面でもレベルが高く、安心感があります。
資格を取得しているかどうかは、業者のホームページをチェックしたり直接質問したりするのがおすすめです。
資格の取得者がいない業者は良くない、というわけではありません。
ただし資格を取得している職人が在籍している業者は、そうでない業者と比較して安心感があります。
外装塗装の実績を公開しているか
依頼するか考えている業者のホームページで、過去の施工事例を公開しているか確認してみましょう。
過去の施工事例や作業の様子など、情報公開を積極的に行っている業者は信頼感があります。
もし近所で業者が施工を行っていれば、少し様子を見に行っても良いでしょう。
保証や保険に加入しているか
作業中に建物の一部が破損するなどトラブルがあった場合でも、業者が保険に入っていればある程度の補償があるため安心です。
外壁塗装の業者が加入できる保険の一例をご紹介します。
・建設工事保険
・請負業者賠償責任保険
ただしこれらの保険は、業者が加入していないと補償の対象にはなりません。
業者と打ち合わせ時は「保険には加入されていますか?」と質問しておくと安心です。
見積書は詳細に記載されているか
業者によって見積書の記載方法が異なります。
良心的な業者かどうかがわかるポイントは下記のとおりです。
・施工箇所や単位などが記載されているか
・諸経費など不明瞭な料金がないか
・足場料金が明記されているか
・上塗り塗装2回の見積もりか
特に「足場0円です」と勧誘する業者が近頃あるようですが、塗装を依頼するのはよく考えた方が良いでしょう。
外壁塗装で足場の設置はほぼ必須です。
足場を組むのには費用がかかるので、0円は考えにくいです。
約30坪の家の屋根と外壁をセットで塗装する場合、足場費用は20万円ほどかかります。
また上塗りは2回ほど行うのが一般的です。
上塗りの回数が少ないと遮熱や防水といった機能が低下したり塗膜が剥がれたりする恐れがあります。
ネットの口コミや工事を依頼した人の評判を参考にしたか
「この業者に相談してみようかな」と思ったら、その業者の評判をリサーチしてみましょう。
評判を探す方法は、主に以下の2つが挙げられます。
・ネットにある口コミを確認
・実際に工事をした人から話を聞く
ネットの口コミはGoogleマップやSNSにあります。
業者がお客様の声を公開しているケースもあるため、これも参考になります。
可能であれば、実際に施工を依頼した人に話を聞いてみるのもおすすめです。
依頼しようとしている業者が優良なのか、そうではないのかがわかります。
ネットとリアルの口コミを参考に、信頼感のありそうな業者かチェックしてみましょう。
悪質な外装塗装業者の見極め方
良心的な業者もいる一方で、悪質な業者もいます。
下記のような態度が見受けられる業者は、工事を依頼するのを控えた方が良いかもしれません。
・不安を煽ってくる
・契約を急がせる
・工事費を前払いで請求してくる
この3つについて詳しく説明します。
強く不安を煽ってこないか
最近よく耳にするのが、飛び込み営業による外壁リフォームの勧誘です。
「向こうの工事をしながらお客様の外壁を見たのですが、今すぐ工事をしないと大変なことになりますよ」
このように、必要以上に不安を煽ってくる業者は要注意です。
その場で契約を急かしてこないか
良心的な業者はすぐに契約を迫ってきません。
「今日契約すればキャンペーンを適用して料金が安くなります」
「一刻もはやく工事をすすめましょう」
このように、その場で契約を迫ってくる業者に警戒しましょう。
「家族や知人と相談する」などと言って、その場で契約しないことが大切です。
工事費用は後払いとなっているか
工事費用を一括前払いで求めてくる業者もいますが、工事費用は後払いが原則です。
先に料金を払ってしまうと、手抜き工事をされる恐れがあります。
また「追加で工事が必要だから対応した」と法外な追加料金を請求される恐れも考えられます。
外壁塗装費用の前払いを請求してくる業者との契約はおすすめできません。
法外な料金の請求がきた場合は、すぐに報酬を振り込まず消費者生活センターなどの窓口で相談しましょう。
会社の対応に納得できなかった場合の対処法
トラブルが発覚した場合について、工事前と後に分けて対処法を説明します。
まずは工事前~工事中にトラブルが発覚した場合の対処法を見てみましょう。
工事前・工事中にトラブルが発覚した場合
契約書面を交付して8日以内なら、クーリングオフを適用できます。
・工事中でも見積書にある塗料を使わない
・塗装の回数を減らされた
契約と違う事実が発覚した場合は、すぐに業者にその旨を伝えましょう。
業者が応じてくれず、そのまま工事が途中で終了した場合は、工事完了の書類のサインを拒否することが肝要です。
工事終了後にトラブルが発覚した場合
工事終了後に不具合が生じた場合、まずは業者に相談してみましょう。
真っ当な業者であればすぐに対応してくれます。
施工後の不具合には条件付きで無料サポートしてくれる業者もあります。
もし業者との話し合いが上手くいかない場合は、下記の相談窓口の利用を検討してみましょう。
・国民生活センター
・消費生活センター
・住宅リフォーム紛争処理支援センター
公的機関の窓口に相談することで、円満にトラブルを解決できる可能性があります。
信頼感のある外壁塗装業者に依頼しよう
外装塗装は長く家に住むために必要なメンテナンスです。
劣化すると、カビやひび割れなどが発生してしまい快適な生活を送りにくくなります。
外壁塗装を行う際には、業者選びを慎重に行いましょう。
良心的な業者もいれば、悪質な業者もいるからです。
業者選びを間違えると、手抜き工事や法外な料金を請求されることもあります。
本記事で紹介したポイントをしっかり確認したうえで、信頼できそうな業者を選びましょう。
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マナカリフォーム株式会社
代表取締役 間中明世
保有資格:
足場作業主任者・石綿作業主任者・石綿含有建材調査者・アステックペイント技術研修会 修了
業界歴・経歴:
塗装工事に従事し13年以上。1,000棟以上の塗装工事に携わり独立後は千葉市/四街道市で674棟以上の塗装工事を実施
出身地:
千葉県千葉市稲毛区
私は8年間、下請けの現場作業員として勤務していました。
仕事自体は好きでしたが、元請けの仕事のやり方で何度か嫌な思いをした経験があります。例えば本来正面の1面だけでよい足場を、4面にかけて不要な費用を発生させるなどです。その他にもお客様への向き合い方で大小さまざま、疑問に感じることがありました。ただ元請け先との関係から何も言い出せない、そんな現状に悩み続ける毎日を過ごしておりました。
「もっと誠実にお客様と向き合いたい」「工事で失敗する方を減らしたい」
という想いが日に日に強くなり、マナカリフォーム株式会社を立ち上げるに至りました。
創業時の想いと「常に誠実・正直」を信念に、お客様を裏切らない仕事をお約束します。
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