マンションの外壁塗装の色選びのコツは?塗料の種類や費用相場も解説
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マンションの外壁塗装を検討しているけれど「どの色が良いのか」「おしゃれに仕上げるにはどうしたら良いのか」と迷っている方も多いのではないでしょうか。
外壁の色は建物全体の印象を大きく左右し、マンションの資産価値にも影響を与える重要な要素です。
本記事では、マンションの外壁塗装でおすすめの色や色選びのポイント、さらに費用や注意点についても詳しく解説します。
色選びに悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
目次
マンションの外壁塗装でおすすめの色
マンションの外壁塗装を行う際、どの色を選ぶかは重要です。
選ぶ色によってマンション全体の印象が大きく変わります。
ベージュ系は、柔らかく温かみのある印象です。
自然光の下でも穏やかな雰囲気を演出し、どの年代の入居者にも好まれやすいカラーです。
白系は清潔感があり、すっきりとした印象を与えます。
どのような環境にも合わせやすく洗練された印象を作り出せますが、汚れが目立ちやすい点には注意が必要です。
茶色系のカラーは、安定感と落ち着きを演出します。
ナチュラルな風合いを持つため、自然が多い地域や木材が使われた建物と相性が良いです。
グレー系は、モダンでスタイリッシュな印象を与える色です。
入居者の年代や好みにも左右されにくく、長く飽きが来ないデザインに仕上げられます。
どの色も落ち着いた色味で、幅広い入居者に好まれやすい傾向があります。
色選びに迷った場合は、これらのカラーから選んでみると良いでしょう。
マンションの外壁塗装をおしゃれにする色選びのポイント
マンションの外壁塗装をおしゃれに見せるためには、色選びが非常に重要です。
外観を魅力的に仕上げるポイントは以下のとおりです。
・使用する色は3色までに抑える
・オーソドックスな色を選ぶ
・ツートンカラーにする
それぞれ詳しく解説します。
使用する色は3色までに抑える
外壁塗装に使用する色は、できるだけ3色までに抑えることをおすすめします。
色を多く使いすぎるとデザインが雑然とし、統一感が失われてしまいます。
バランスも悪く見えがちで、入居者や通行人に落ち着かない印象を与えてしまうかもしれません。
シンプルで洗練されたデザインを目指すなら、色数は3色までにするのがポイントです。
オーソドックスな色を選ぶ
外壁塗装には、奇抜な色よりもオーソドックスな色を選ぶのが成功のカギです。
落ち着いた色味の外壁は幅広い入居者層に受け入れられやすく、長く愛される外観に仕上がります。
奇抜な色は一時的に注目を集めるかもしれませんが、入居者の好みや流行の変化に伴って飽きられることも少なくありません。
全体の調和を意識した色選びが大切です。
ツートンカラーにする
マンションをおしゃれに仕上げる方法として、単色ではなくツートンカラーを取り入れるのも有効です。
同系色でのツートンカラーはまとまりのある落ち着いた雰囲気を作り出し、反対色を使うと個性的でスタイリッシュな印象になります。
黒と白のモノトーンのツートンカラーは、モダンな外観になります。
マンションの外壁塗装の色選びの注意点
マンションの外壁塗装の色選びでは、下記の4つに注意して進めましょう。
・周囲の景観と合った色選びをする
・汚れが目立ちにくい色を選ぶ
・入居者層に合う色を選ぶ
・面積効果に注意する
それぞれ具体的に解説します。
周囲の景観と合った色選びをする
マンションの外壁塗装では、周囲の景観とのバランスを考えた色選びが大切です。
近隣の建物や自然環境とのバランスが取れていない色を選ぶと、周辺住民からの苦情やトラブルを招く可能性もあります。
たとえば自然が豊かな地域に派手な色を選ぶと、風景全体のバランスが崩れてしまうこともあります。
地域の特徴や景観に合わせた色を選びましょう。
汚れが目立ちにくい色を選ぶ
外壁は風雨や排気ガスなどで汚れやすいため、汚れが目立ちにくい色を選ぶことも大切です。
グレー系の色は汚れや色褪せが目立ちにくく、長期間きれいな外観を保ちやすいというメリットがあります。
一方、白系や明るい色は清潔感を演出できますが汚れが目立ちやすいため、頻繁なメンテナンスが必要となることに注意が必要です。
長期的な維持コストを抑えるためにも、汚れに強い色選びを行うことがポイントです。
面積効果に注意する
面積効果とは、同じ色でも広い面積に塗ることで見え方が変わる現象のことです。
小さなサンプルでは控えめに見える色でも、広い外壁に塗ると明るく鮮やかに見えすぎることがあります。
外壁の塗装を決める際は、必ず大きなサンプルを使用して確認するか、業者としっかり相談しながら進めましょう。
色の見え方の変化を考慮すると、理想的な仕上がりを確保できます。
マンションの外壁塗装および色の役割
マンションの外壁塗装には、建物を保護し美観を維持する役割があります。
外壁塗装を怠って劣化を放置すると、外壁自体が劣化し雨漏りの原因となってしまいます。
雨漏りで外壁内部の下地がダメージを受けてしまうと、建物の寿命を縮めかねません。
外壁塗装は美観の向上にも寄与します。
マンションの外観が美しく保たれると資産価値が維持されるだけでなく、入居者の満足度も向上します。
さらに、明るい色は反射率が高く太陽光の吸収を抑える効果があるため、夏場の暑さ対策としても効果的です。
外壁の色はデザインだけでなく住環境にも大きな影響を与えるため、慎重に選びましょう。
マンションの外壁塗装の費用相場
マンションの外壁塗装の費用は、階数や規模に応じて大きく異なります。
一般的な費用相場は以下のとおりです。
・3階建て:130〜410万円
・4階建て:340〜550万円
・5階建て:450〜670万円
・6階建て:540〜820万円
・7階建て:630〜950万円
階数が増えるほど、足場の設置費用が加算されるため、費用が高くなります。
塗装面積が大きくなると塗料代や作業にかかる人件費も増えるため、全体のコストが上がる傾向です。
さらに、選ぶ色によっても費用が変わることがあります。
特注色や濃い色は塗料が高価になる傾向にあるため、予算に応じた色選びも重要です。
最適な色と予算内での外壁塗装を行うためには、事前に業者との詳細な打ち合わせが必要です。
色の選択がマンションの美観や資産価値を左右するため、慎重なプランニングを行いましょう。
マンションの外壁塗装で使用される塗料の種類と耐用年数
主な塗料の種類とそれぞれの耐用年数、費用の目安は以下のとおりです。
・ウレタン塗料:5〜10年 費用目安:1,800〜2,000円/平方メートル
・シリコン塗料:7〜15年 費用目安:2,000〜3,500円/平方メートル
・フッ素塗料:12〜20年 費用目安:3,500〜5,000円/平方メートル
・無機塗料:18〜20年 費用目安:3,500〜5,500円/平方メートル
上記は目安で、別途足場代として約20万円と諸費用が発生します。
安価な塗料は耐用年数が短く、頻繁な塗り替えが必要です。
高価な塗料は塗り替え頻度が少なく、長期的にメンテナンス費用を下げられる可能性が高いです。
塗料を選択するときには、中長期的な視点で検討しましょう。
マンションの外壁塗装にかかる期間
マンションの外壁塗装にかかる期間はは3~6か月ほどが基本です。
工事の規模や外壁の状態によって異なりますが、高層マンションや戸数が多い場合は工事期間が長くなることが予想されます。
建物全体の劣化が進んでいる場合は外壁の修繕が必要となり、その分工事期間が長引きます。
そのほかに施工期間に影響を与えるのが、天候条件です。
外壁塗装は晴れている日に行うので、雨や雪などの天候が悪い日が続くと工事が一時中断されてしまいます。
梅雨時期や冬季は工期が延びる可能性が高いので、余裕を持ったスケジュールを組んでください。
マンションの外壁塗装に使用できる補助金
外壁塗装にはどうしても費用がかかってしまいます。
そこで活用したいのが、自治体などが提供する補助金制度です。
多くの自治体では、マンションの老朽化対策や省エネ対策などを目的とした補助金制度を設けており、外壁塗装もその対象となる場合があります。
補助金制度を利用することで、外壁塗装にかかる費用を削減できる可能性が高まります。
補助金の額や申請条件は自治体によって異なりますので、お住まいの地域の自治体窓口に問い合わせてみましょう。
マンションの外壁塗装は色選びに注意しよう
マンションの外壁塗装は、建物の印象を大きく左右する重要な要素です。
色選び一つで、建物の雰囲気は変わります。
色選びの際には、周囲の景観との調和や汚れが目立ちにくい色なども考慮しながら選びましょう。
塗料の費用やメンテナンスの頻度など、長期的な視点で色選びをすることも大切です。
本記事を参考にして、マンションの外観イメージに合った最適な色を選んでください。
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