アパートの外壁リフォームの費用相場は?押さえるべきポイントを解説
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「アパートの外壁リフォームを行う場合、相場はどのくらいなのか」
「アパートの外壁リフォームを検討しているけれど、費用を抑える方法はないだろうか」
このようなお悩みはありませんか?
アパートの外壁リフォームでは、建物の階数や塗装に使用する塗料によって費用が変動します。
ベランダや屋根などのリフォームを同じタイミングで行ったり、補助金を活用したりすると費用を抑えられるのでおすすめです。
本記事では、アパートの外壁リフォームの費用相場について解説します。
リフォームを検討すべきタイミングや苦情を予防するためのポイント、工事費用を抑える方法についてもご紹介します。
アパートの外壁リフォームを検討中のオーナーの方は、ぜひ参考にしてください。
目次
アパート外壁リフォームにかかる費用相場
アパートの外壁を塗り直してリフォームする場合の費用相場は以下のとおりです。
・2階建て:120〜300万円
・3階建て:150〜400万円
リフォーム費用は階段だけでなく、アパートの外壁の面積によっても異なります。
上記費用に加えて、ひび割れやシーリングなどの補修が必要な場合には費用が追加されます。
補修費用の他に足場代も別途20万円程度必要です。
費用は塗料の種類や、塗装する範囲でも変わるためあくまで目安と考えてください。
アパートの外壁リフォームに使われる塗料の費用相場
アパートのリフォームで外壁塗装する場合、使用する塗料によって費用が異なります。
塗料ごとの費用目安は以下のとおりです。
・シリコン塗料:2,300〜3,500/平方メートル
・フッ素塗料:3,500〜4,800円/平方メートル
・光触媒塗料:3,800〜5,500円/平方メートル
・無機塗料:3,500〜5,500円/平方メートル
機能と費用のバランスや耐用年数を考慮して塗料を選ぶことが大切です。
アパート外壁のリフォームが必要な理由
アパート外壁のリフォームが必要な理由は以下のとおりです。
・入居率の低下を防ぐ
・アパートの資産価値低下を防ぐ
それぞれ解説します。
入居率の低下を防ぐ
アパートの外壁の汚れやひび割れなどの劣化を放置すると、見た目の印象が悪くなります。
見た目の印象が悪いと入居率の低下につながる可能性があります。
リフォームで外観を美しく保ち、入居の維持や入居率向上に努めましょう。
アパートの資産価値低下を防ぐ
アパートの資産価値の目減りを防ぐためにも、外壁リフォームは有効です。
アパートの外壁は、常に紫外線や雨風にさらされています。
アパートの外壁が劣化してくると、汚れやひび割れ・雨漏りにつながるため注意が必要です。
雨漏りが起こるとシロアリが発生しやすく、柱や基礎などが腐食する恐れもあります。
建物の強度が著しく下がり資産価値の低下を招くため、定期的な外壁のリフォームが大切です。
アパートの外壁リフォームを検討すべき時期
アパートの外壁リフォームを検討すべき時期は以下のとおりです。
・前回塗装した塗料の耐用年数が近づいてきたとき
・劣化症状が現れたとき
それぞれ解説します。
外壁塗装した塗料の耐用年数が近づいてきたとき
前回塗装した塗料の耐用年数が近づいてきたタイミングでリフォームを検討しましょう。
外壁塗装に使用される主な塗料の耐用年数は以下のとおりです。
・ウレタン塗料:耐用年数4〜10年
・シリコン塗料:耐用年数7〜15年
・フッ素系塗料:耐用年数12〜20年
・無機塗料:耐用年数18〜20年
周辺環境によっても劣化のタイミングは異なるためあくまで目安と考えてください。
アパートが幹線道路沿いに建っている場合は排気ガスやタイヤのゴムの汚れが付着しやすく、海に近い場所では塩害の影響もあります。
耐用年数よりも早く塗料が劣化する可能性があるため注意しましょう。
劣化症状が現れたとき
外壁の劣化症状は、色あせ・チョーキング・カビ・ひび割れ・剥がれなどです。
築年数に拘わらず、劣化症状が現れたらリフォームのタイミングです。
劣化症状を放置すると塗装剥がれや雨漏りにつながります。
色褪せやチョーキングなどが発生していないか、定期的に確認することが大切です。
アパートの外壁リフォーム費用を相場より抑える方法
アパートの外壁リフォーム費用を抑える方法は以下のとおりです。
・相見積もりを取り適正価格を知る
・補助金や助成金を活用する
・外壁以外の箇所も一緒にリフォームする
1つずつ解説します。
相見積もりを取り適正価格を知る
業者へ見積もりを依頼する場合は、2〜3社から相見積もりを取るのもよいでしょう。
複数社から見積もりを取らないとリフォーム費用の相場がわからないためです。
1社のみだと不当に価格を上乗せする悪徳業者に騙されるリスクがあります。
見積書に塗料の種類や量、作業工程などが詳細に明記されている業者は信頼できます。
詳細を記載せず「塗装費用一式」などとまとめている業者は要注意です。
補助金や助成金を活用する
アパートの外壁リフォームには国や自治体の補助金や助成金が使える場合があります。
使える補助金や助成金は各自治体によって異なるため、お住いの自治体のホームページを確認しましょう。
補助金の申請には、期限や細かな条件があるため役所によく相談するのがおすすめです。
外壁以外の箇所も一緒にリフォームする
外壁以外にもベランダや階段などに劣化が見られるようであれば、一緒にリフォームすることで費用を抑えられる場合もあります。
2階建て以上の工事をする場合は必ず足場が組まれますが、外壁とベランダや階段を別々にリフォームするとその都度足場代がかかります。
一度に済ませれば足場費用の節約になるため、階段やベランダも一緒に塗装した場合の見積もりも依頼するのがおすすめです。
アパートの外壁リフォームで苦情を予防するポイント
外壁リフォーム時の苦情を予防するために押さえておきたいポイントは、以下のとおりです。
・入居者、近隣への告知は忘れずに行う
・入居者層に合わせて色を選ぶ
・入居者の負担が少ない春や秋に行う
一つずつ解説します。
入居者・近隣への告知は忘れずに行う
アパートの外壁をリフォームする際には、入居者や近隣への告知を忘れずに行ってください。
告知する内容は、工事の期間や内容・緊急連絡先などです。
工事中の騒音や塗料の臭い、窓の開閉制限などもあわせて告知しておくとトラブルを予防できます。
余裕をもって1か月前に済ませると安心です。
入居者層に合わせて色を選ぶ
外壁を塗り替える際は、入居者層に合った色選びが大切です。
入居者層に合わない色合いにすると入居率低下につながる可能性があります。
現時点で入居している世帯は年齢層が高いのか低いのか、ファミリー世帯が多いのか少ないのかなどをきちんと把握しておきましょう。
色合いについては、カラーシミュレーションを活用して決めるのがおすすめです。
入居者の負担が少ない春や秋に行う
アパートの外壁をリフォームする場合には、できるだけ入居者の負担を軽減できる春や秋に行いましょう。
春と秋は気温や湿度が安定している日が多いため、施工スケジュールが延びにくく円滑にリフォームを進めやすいのがメリットです。
逆に雨や雪の多い梅雨時期や冬はリフォーム工事が長引きやすく入居者にとって負担になるため、避けることを推奨します。
アパートの外壁リフォームの費用相場を把握し信頼できる業者へ依頼しよう
アパートの外壁リフォームは入居率低下や資産価値の低下を防ぐためにも必要な工事です。
外壁の色あせやカビ、ひび割れや剥がれが目立つようであればリフォームのタイミングが来ています。
前回の外壁塗装時に使用した塗料の耐用年数が近づいてきている場合も、リフォームを検討する時期です。
外壁リフォームをする際は入居者や近隣への挨拶を忘れずに行うことや、入居者層に合わせた色合いを選ぶと苦情を予防できます。
リフォーム費用を抑えたい場合は、相見積もりを取ったり補助金・助成金をうまく活用したりすると費用を抑えられます。
信頼できる業者に相談し、円滑にアパートの外壁をリフォームしましょう。
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マナカリフォーム株式会社
代表取締役 間中明世
保有資格:
足場作業主任者・石綿作業主任者・石綿含有建材調査者・アステックペイント技術研修会 修了
業界歴・経歴:
塗装工事に従事し13年以上。1,000棟以上の塗装工事に携わり独立後は千葉市/四街道市で674棟以上の塗装工事を実施
出身地:
千葉県千葉市稲毛区
私は8年間、下請けの現場作業員として勤務していました。
仕事自体は好きでしたが、元請けの仕事のやり方で何度か嫌な思いをした経験があります。例えば本来正面の1面だけでよい足場を、4面にかけて不要な費用を発生させるなどです。その他にもお客様への向き合い方で大小さまざま、疑問に感じることがありました。ただ元請け先との関係から何も言い出せない、そんな現状に悩み続ける毎日を過ごしておりました。
「もっと誠実にお客様と向き合いたい」「工事で失敗する方を減らしたい」
という想いが日に日に強くなり、マナカリフォーム株式会社を立ち上げるに至りました。
創業時の想いと「常に誠実・正直」を信念に、お客様を裏切らない仕事をお約束します。
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